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【レポート】『大学院・弦楽器コース スペシャル公開レッスン〜フェデリーコ・アゴスティーニ客員教授〜』

2018.07.24

《レッスンレポート①》大学院 弦楽器コース ヴァイオリン専攻 1年  川崎 春奈

7月8日(日)、フェデリーコ・アゴスティーニ先生による学部生、大学院生対象の特別レッスンを受講いたしました。曲目は、シベリウス作曲のヴァイオリン協奏曲ニ短調作品47をレッスンしていただきました。
まず、大切なことは、楽譜を今よりもさらに細かく見ること、そしてシベリウスが記譜した一つ一つのアーティキュレーションの意図や、そのように記した理由まで考えた上で演奏をすることだと教えていただきました。また、先生が教えてくださったボーイングやビブラートのテクニックで音楽が全く違ったものになり、驚きました。
初心に帰ってスコアをよく見、オーケストラのどこのパートがどのような動きをしているかを把握する必要があること、そして曲想に合った音色を出すためにビブラートやボーイング、フィンガリングをもっと事細かに研究する必要があることを実感いたしました。
アゴスティーニ先生と、通訳をしてくださった中一乃先生、ピアノ伴奏をしてくださった田中麻紀先生に感謝申し上げます。


《レッスンレポート②》大学院 弦楽器コース ヴァイオリン専攻 1年  伊藤 維

レッスンはW. A. Mozart のヴァイオリン協奏曲第三番一楽章、J. S. Bachの無伴奏ヴァイオリンソナタのパルティータ二番、アルマンドとクーラントを見て頂きました。カデンツァの弓使いに関して、Mozartらしい弓使いをするようにと仰られたのが非常に印象深いです。
また、せっかくベーレンライター版を使ってるのだから、アーティキュレーションの意味をもっと考えるべきとのご指摘も頂き、改めてフォルテとピアノの配置や、それに伴う奏法などを見直したいと考えさせられました。Bachのアルマンドでは、ポリフォニーということを頭に入れてフレーズを作ること、ご指摘頂いたあと弾くと自分の音楽が変わったような気がします。とても良いレッスンを受けさせて頂きました。


 

 

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