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【レポート】『大学院ピアノコース・指導法講座〜丸山京子氏を迎えて〜』

2018.06.11

大学院ピアノコースでは、修了後に指導者として活躍する為に必要なことを研究する、指導法講座を行っています。
今年度より全日本ピアノ指導者協会(ピティナ)と連携し、全国で講座を行っている先生方をお迎えして9回に亘る指導法講座を開講します。
世界で使用されている教材について、また教材の違いによる指導法など、大変貴重で豊かな学びの時間となりました。


【レポート・ピアノ指導法特別講義を受けて】 大学院ピアノコース2年 安藤真伊

5月10日、31日と2日間に渡ってピティナの丸山京子先生によるピアノ指導法特別講義が行われました。
講義では、1日目はアメリカでの音楽教育の歴史やアメリカやヨーロッパの教本の特徴を実際に資料を見ながら学び、2日目には主に日本の音楽教育の歴史や幼児期の教本における学習領域について学びました。

今回授業受けて、講師として教本を選ぶときに考えなければならないことを知ることができました。また、海外の教本が翻訳されたときにその国と日本の社会事情の違いによって対象年齢や内容が変わってくるというお話は大変興味深いものでした。
わたしは音楽教室で8人、実際に子供にピアノを教えていますが教本はその教室で他の先生方が使っていらっしゃる教本と同じものを使っています。しかし、子供によって相性が良くなかったり、疑問を覚えたりする部分がありました。今回の講義を基に、子供によって教本を変え言葉と音楽のニュアンスを美しく伝えたいと思うようになりました。
ピアノの講師にとって教本を研究しその中から適切なものを選ぶスキル、指導によって何を目指すのか明確に設定すること、また進化していく教育やネットワークの発展に合わせて教え方も少しずつ変わっていくかと思いますがその時代の波に対応していくことなど、様々なことを考えさせられ、知ることができた講義でした。

教本研究において有名な丸山京子先生の講義を先生自身が集められた資料を拝見させていただきながら受けられたことはとても良い体験になりました。今回の講義を今後に繋げていけるよう、自分で教本を集め、試していきたいです。





 


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