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【レポート】『ミヒャエル・ハンペ先生 ワークショップ』

2017.11.06

ミヒャエル・ハンペ先生 ワークショップレポート


大学院声楽コース1年 橋本英里奈

授業から本番を通して6日間という短い間でしたが、密度が濃く充実したものでした。
ハンペ先生は、たくさんのオペラに関するルールをとても細かく丁寧に教えてくださいました。1番印象に残っているのは「音楽探偵になること」です。”登場人物の性格、感情、動き、全てのことが歌の旋律だけでなく、オーケストラにも示されている。それをよく探し出し表現していくこと”が音楽探偵になるということです。私は今まで意識はしていましたが、徹底するというのはできていなかったことに気づかされました。もっと細かく楽譜を観察し表現することができる、一流の音楽探偵になろうと思いました。
最後に、このように素晴らしい機会を与えてくださった先生方、1週間つきっきりで私たちを温かく見守ってくださった柳澤先生、見に来てくださったお客様、関わってくださった全ての方々に御礼申し上げます。有難うございました。


大学院ピアノコース1年 佐々木麻衣

ミヒャエル・ハンペ先生による特別講座が9月25日(月)〜29日(金)の5日間行われ、大学院声楽コース、ピアノコースの学生が参加しました。
世界的に活躍されている演出家であるハンペ先生から直接ご指導をいただける機会は私たちにとって大変貴重で、夢のような時間でした。
「音楽からイマジネーションを膨らませ演技をすること」「よく音楽を理解すること」「音楽に対して忠実であること」といったハンペ先生のアドバイスはどれも心に残るものばかりでした。オペラの稽古現場に立ち会うというコレペティトゥアのような経験をさせていただき、たくさんの発見がありました。例えば、オーケストラピットの中で演奏する際、歌手の姿が見えないため指揮のタイミングだけを頼りに演奏しなくてはなりません。日頃演奏するときは相手の体の動きや目線などでタイミングを確認していた私にとってそれは非常難しいことでした。こういった事に気づくことが出来たのも実際に稽古に参加させていただいたからこそだと感じています。
歌手、オーケストラ、稽古ピアノ、演出家、指揮者、美術スタッフなど、あらゆる分野の力を結集して作り上げる総合芸術としてのオペラが益々好きになりました。
今回の経験を生かし、オペラに対してより一層理解を深めると共に、声楽の伴奏に生かしていきたいと思います。
 
 
 
    
  
 
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