多くの人々を魅了する演奏を行うには、
その曲の奥に広がる
バックグラウンドをも分析し、感じ取り、
心情の込められた音楽として
表現することが大切です。
洗足学園音楽大学では
トップアーティストの感性に直接触れ、
共に音楽を創り上げる経験を重ねることで、
自分自身の至高の音楽を表現する力を
蓄えていきます。
洗足学園音楽大学には優れた先生が多く、前田ホールをはじめ音楽に関する施設も充実しています。
合奏系の授業では、本番体験を重視しています。厳しい練習を経て立った舞台での感動は、みなさんにとってかけがえのないものになるでしょう。私が専門とするクラシック音楽は、何百年も前に作られた曲を、現在に至るまで世界中で何千回、何万回と演奏されたものばかりです。国や地域、人種、宗教など、あらゆる違いを超え、人間が本能的に心地よいと感じる音の結晶だからです。
音楽を志す人は、生涯勉強し続ける向上心とそれに伴う責任感を持つことが大事だと私は考えます。洗足は音楽の基本を学ぶには絶好の場所です。是非みなさんも目標をしっかり定め、意志を持って音楽に臨んでください。そうすれば道は自ずと開けてくるでしょう。
一流の音楽家の演奏に触れる、特別な時間。
日本にいながら、著名な海外の
演奏家の指導を直接受けられる。
その貴重な機会を、積極的に提供しています。
トロンボーン マスタークラス
コリン・ウィリアムズ先生
力みのない奏法、表現の仕方、普段自分で練習している時にはあまり意識していなかったところをご指導いただきとても有意義な時間が過ごせました。また、マスタークラスの後に行われた模範演奏も素晴らしく、トロンボーンの良さを存分に感じることができた一日でした。この経験をもとに精進していきたいと思いました。
デトロイト・ジャズ・フェスティバル メンバー
Chris Collins (sax, reed)、Roberto Mattel (b)、Massimiliano Salina (ds)昨年度に続き、デトロイト・ジャズ・フェスティバルから3人の素晴らしいミュージシャンが来校。一人ひとりのグルーヴ感を伴ったリズムが、アンサンブルの中でどの様に繋がっているか等についてたくさん考える、そして実際に音を出すというワークショップが行われました。
今回のワークショップではリズムに関する内容が多く、クリスさんも仰っていたことだが、良いグルーヴ、タイムで演奏することは、どんな音を演奏するかということよりも大事なことだと思う。私含め学生一人ひとりが、それぞれの課題やそれに対するヒントを見つけることができたワークショップになったのではないだろうか。
これを踏まえ、この先も自分の音楽の世界を作るために日々研究を重ねてゆきたい。
ダンスコース、ミュージカルコース ワークショップ
ダニエル・ソン先生
グローバルにご活躍されているダニエル・ソン先生を迎え、ダンスコースとミュージカルコースの学生を対象にワークショップを開催。
ダニエル先生の『緊張はダメだと思いすぎず、それを使ってみよう!』『それぞれの個性ある踊り方でOK!』等のアドバイスや、自由な空間作りのおかげもあって、今まで挑戦しきれてなかった心の壁が壊れ、踊っていてとても楽しく、あっという間のワークショップでした。自分が慣れないジャンルを踊ってこんなにも楽しかったのは初めてだったので、今後慣れないジャンルにも積極的に挑戦し可能性をもっと広げていきたいと思いました。
テューバ マスタークラス
ファビアン・ワルラン先生
ファビアン・ワルラン先生のマスタークラスが開催され、学部、大学院のテューバ専攻の学生6名が受講。ユーフォニアムやトロンボーンを含む多くの学生も聴講しました。
実際に吹く姿を間近で見ることで先生の音楽の根本になる息の使い方や、曲の音楽性など、日頃の自分自身に足りないところを教えて頂くことができました。 海外で活躍するトッププレイヤーのレッスンを受講できたことはとても貴重な経験であり、今後の練習に取り入れて精進していきたいと思います。
クラリネット マスタークラス
ニコラ・バルディルー先生
超絶技巧とインスピレーションを誇る名ソリストの一人であるニコラ・バルディルー先生によるクラリネットのマスタークラスを開催し、学生7名が受講。
先生の演奏は非常に繊細で且つ芯のある音色と表現がとても魅力的でした。先生から「神経質にならないで楽しむことが大切だ」とアドバイスをいただき、表現するために最適なフィンガリングやアンブシュア、ニュアンスなどを細かく教えてくださいました。他の受講生のレッスンでも同様の印象を受け、音楽の根本的な部分を再確認する良い機会となりました。ミニコンサートの演奏もずっと聴いていたいと思う演奏で、教えていただいたことを吸収して、より説得力のある演奏をできるよう精進したいと思います。
バレエクラス、ヴァリエーションクラス マスタークラス
デイヴィッド・マッカテリ先生
バレエクラスとヴァリエーションクラスのマスタークラスを開催しバレエコースの学生15名が受講。
上体の付け方が足りないこと、基礎をもっとしっかりしないとパからパへの間の動きがスムーズにいかないことなど、自分に足りないものがたくさん見つかりました。ヴァリエーションクラスでは初めてマクミランのジュリエットをやりましたが、振り付けと音に合わせるのに必死でジュリエットを表現するところまではいけませんでした。でも一つ一つの音にパが組み込まれていて、そのパも一つ一つにジュリエットの気持ちが組み込まれていて、すごく奥が深いなと感じ、機会があればもう一度挑戦したいと思うヴァリエーションでした。