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[ミュージカル]演出
演出家としてオペラ、ミュージカル、芝居、2.5次元の舞台を手がけています。また、劇作家として翻訳、上演台本、翻案の他、オリジナル戯曲を海外で上演すべく、海外の作家達との共同作業のプロジェクトに参加しています。
1972年兵庫生まれ、横浜育ち。第20回五島記念文化賞オペラ新人賞受賞。
慶應義塾大学工学部中退。東京大学建築学科卒業。同大学大学院学際情報学府修士課程修了。同大学大学院学際情報学府博士課程単位取得後退学。
ドイツ人演出家ミヒャエル・ハンペに西洋演劇、演出を学ぶ。2000年から演出家として活動。03年から09年まで新国立劇場に所属し、オペラ・チーフ演出スタッフを務めた。
09年、チューリヒ歌劇場『カヴァレリア・ルスティカーナ/道化師』で、共同演出・振付を担当しヨーロッパデビュー。
近年の演出代表作は、オペラでは日生劇場『後宮からの逃走』、神奈川県民ホール『金閣寺』、二期会『カヴァレリア・ルスティカーナ/道化師』、あいちトリエンナーレ『蝶々夫人』。ミュージカルではホリプロ『天才執事ジーヴス』、『ボニー&クライド』、東宝『ソングス・フォー・ア・ニュー・ワールド』、フジTV『プロミセス・プロミセス』など、芝居では『王女メディア』、『ガラスの動物園』など、2.5次元舞台では『プリパラ・ミュージカル』、『ダンガンロンパ THE STAGE 2016』など多数。
劇作家として、オリジナル戯曲『プライヴェート・リハーサル』、『ベアトリーチェ・チェンチの肖像』、オペラ台本『ハーメルンの笛吹き男』、『フラ・ディアヴォロ』、『スペース・トゥーランドット』を発表。舞台の上演台本としてフジTVミュージカル『プロミセス・プロミセス』、ホリプロミュージカル『ボニー&クライド』、リリック『ザ・クラブ』、などがある。
今後もオペラ、ミュージカル、芝居の演出が控えている。
音楽劇における演技は芝居とは違うのでしょうか?…音楽が物語のテンポを決めて、歌でセリフを語る音楽劇と芝居では、時間の感覚が違います。ではその時間をどうやって演技に取り入れていけば良いのでしょうか?
楽譜を精読し、作曲家がなぜそのように音楽を書いたかを探偵のように読み込み、音楽を歌手の身体に翻訳することで、「音楽劇だからこその音楽とともに物語る身体」を探求したいと思います。オーケストラ(またはバンド)は歌(歌詞)に対するエコーです。歌う身体は勿論ですが、オーケストラの奏でる音楽も味方につけて、音楽劇だからこその表現を一緒に身につけましょう。