教員・指導陣紹介Faculty Member

神谷 百子 Momoko Kamiya

打楽器

現在の活動

国内外でマリンバソロを中心に演奏活動、指導にあたる。

略歴

日本を代表するマリンビスト。その深い音楽性と華麗で斬新なプログラミングのステージは常に観客の感動を誘っている。1995年ルクセンブルグ国際マリンバコンクール第1位受賞。2005年度川崎市アゼリア輝賞受賞。幼稚舎より慶応義塾に学んだ後、東京藝術大学に開学以降初めてマリンバで合格し、同校を経てジュリアード音楽院卒業。在学中、多数の名誉奨学生賞を受賞。これまでに国内外22カ国で公演。12カ国でリンツ/ザルツブルグ国際マリンバコンクール、TROMP国際打楽器コンクール、ルクセンブルグ国際打楽器コンクール、日本管打楽器コンクールをはじめとする多数のコンクールの審査員を務め、また、モーツァルテウム・ザルツブルグ夏期国際音楽アカデミーをはじめ国内外の多数の音楽セミナー講師、ウィーン国立音楽大学、ブルックナー音楽院、フランクフルト音楽大学、カールスルーエ藝術大学、アムステルダム音楽院、マドリード音楽院、ルクセンブルグ国立音楽学校、モスクワ音楽院、リトアニア音楽演劇アカデミー、マンハッタン音楽院、上海音楽学院、北京中央音楽学院、瀋陽音楽学院、韓国芸術総合学校、国立台北藝術大学、マヒドン大学他各国多数の音大で招聘講師を歴任。読売日本交響楽団、名古屋フィルハーモニー管弦楽団、新日本フィルハーモニー管弦楽団、東京都交響楽団、ルクセンブルグ放送響、北京交響楽団、リトアニア室内管弦楽団、ブカレスト放送響、国立台湾交響楽団、タイ交響楽団、瀋陽交響楽団他と協演。新曲初演にも数多く携わり、近年には久石譲、渡辺俊幸、山下康介、三宅一徳の作品初演で大きな成功を収めた。2018年にヴァイオリン水野佐知香、電子オルガン赤塚博美とのトリオを結成し、CD「Message for You」をリリース。新鮮な楽器編成が織りなす癒しの音楽として各方面から大きな反響を呼んでいる。これまでに6枚のソロCDをリリース。デビューCD「マリンバ・カクテル」はSTEREO誌年間最優秀録音賞を受賞した。その他、オランダのTROMP国際打楽器コンクールとの共同企画として日本で4回のTROMPパーカッションセミナーをプロデュース、上海IPEA(International Percussion Educational Association )共同創設者メンバー、NHK-FMラジオのパーソナリティーを務めるなど、活動は多岐に渡る。現在洗足学園音楽大学客員教授、東京音楽大学教授、エリザベト音楽大学客員教授、国立音楽大学講師。後進の指導者としても長年にわたり毎年国際コンクールを含む国内外コンクール優勝者・入賞者を輩出し、多くの門下生が次代を担うマリンビスト、パーカッショニストとして国際的に活躍している。YAMAHA、Resta-Jay Percussionsアーティスト。Resta-Jay PercussionsによりMomoko Kamiyaシグネチャーマレットが製作されている。

指導方針

一人ひとりが持つ、オンリーワンの個性を大切に。

研究実績

種別 名称(著書、論文、演奏活動等) 単/共 発行又は発表の年月(開催日時) 発行・発表雑誌、場所等の名称 概要
学術賞 第3回ルクセンブルグ音楽打楽器コンクール
ソロマリンバ部門 優勝
1995年9月    
学術賞 川崎アゼリア輝賞 受賞 2005年10月    
演奏会 アンサンブルオリジン
カーネギーホールコンサート
2008年3月 カーネギーホール・
ザンケルホール
志村泉氏と共演
CD 神谷百子CD
「マリンバ・カクテル」
1995年 フィリップス
(ユニバーサルミュージック)
(1995・STEREO誌最優秀録音賞受賞)
CD 神谷百子CD
Pieces of Peace
2011年2月 Classic Concert Records