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【知らなかった?これが上達の秘密!】『ケーナ編』

このコラムはワールドミュージックコースのFacebookからの転載です。

第1回:良い音色の秘密

良い音を出すには何よりも複式呼吸が大切です。歯を結んで、スーっと空気を出してみてください。空気の摩擦音をなるべく大きく。おへその下の「丹田」に自然と力が入るはずです。この丹田の力が全てのエネルギーの源です。歯を結んでは笛を吹けないので、今度は歯を開けて唇を結んで、唇の真ん中からスーっと細くて冷たい空気を出してみてください。丹田にさっきと同じ力が入ればOKです。それを歌口に当てれば音は安定します。あとはタンギングでコントロールしていきましょう。(山下Topo洋平)

第2回:リズムの秘密 その1

南米には様々なリズムがあり、そのほとんどが舞曲です。同じ拍子でもニュアンスの違うものも沢山あります。それらのグルーヴは楽譜では書き表せないので、身体で覚える必要があります。まず膝の力を抜くこと。そしてリズムごとのアクセントや体重移動のポイントを知り、ステップを踏んでみること。難しいステップを覚える必要はありません。舞曲は、人間が足を上げて降ろす、その単純な動作が基本となります。そうしてグルーヴをキープしていると自分の身体全体がリズムに包まれます。すると演奏も自然とそのリズムのグルーヴを持つことになります。(山下Topo洋平)

第3回:リズムの秘密 その2

(山下Topo洋平)

第4回:フレージング、アーティキュレーションの秘密

フレージングのために意識すべきことは沢山あります。ブレスの場所、音と音をどう繋げていくか、タンギング、音の響き、音程、音量、装飾音、ビブラート、など。これらは全て物理的な問題で、身体の使い方でコントロールしていきます。しかしこれらの技術よりも前に何よりも大切なのが、そのフレーズをどう演奏したいのか具体的なイメージを持つことです。音階を間違えずに演奏することはゴールではなく、スタートです。「何を吹くか」ではなく「どう吹くか」。もっと言うと「どう歌うか」。それを細部まで具体的にイメージしましょう。イメージできたらそれを笛で表現するために、一つ一つの要素においてしかるべき身体の使い方をしていきます。するとイメージ通りの音が出るので、自分の歌いたいようにフレージングをコントロールすることが出来るのです。(山下Topo洋平)