このコラムはワールドミュージックコースのFacebookからの転載です。
バンドネオンという楽器は音は誰にでも出せる楽器ですが、いい音色を出す為にはまずは脱力することです。脱力した上で音量が出すぎないようにコントロールすること、さらに言えばフレーズ・メロディーの下に流れる拍・リズムを感じることも大切になります。(平田耕治)
リズムと言うのはメロディー歌い方、グルーブ感などすべてに関わる大切な要所です。(平田耕治)
インド音楽は、旋律の「切れ目がない」などと言われることがあります。音楽文化によって旋律やリズムの構造が異なるため、どこに重点があるのか、どこが切れ目なのかも把握できないからです。またインド音楽には、旋律を支える「和声(コード)」がないため、旋律の「進行」を感じられないのかもしれません。インド音楽のフレージングは、インド音楽の旋律の文法を理解し、ラーガ(旋律法)の個々の音の役割を理解することです。自由リズムで演奏するアーラープ・セクションが特に難しいと思いますが、重点のある音を長く使い、その音で終わるとの原則を理解すると、即興を展開するとき、音楽を聴くときの目安になると思います。1つのラーガを1年間なり長い時間をかけて学ぶと、そのフレーズの終止感や「間」の取り方が体得できてくるのを実感できると思います。(平田耕治)
ゆっくり練習する。リズムを変えて練習する。メトロノーム(アナログ)で分銅を最下点まで下げ、テンポを2倍取りにして練習する。など、詳しいことはレッスンで。(平田耕治)
美しい景色、美しいものに触れる。いろいろな経験をする。音を感じる感性を養う。歌うように弾く(蛇腹が人間の肺のイメージ)、心を込めて演奏する。文字にすると簡単ですね(笑)(平田耕治)