洗足学園音楽大学管楽器コースでは、トランペット専攻学生を対象に、ボン・ベートーヴェンオーケストラでソロトランペット奏者として活躍されているJose Real Cintero(ホセ・レアル・シンテロ)先生によるマスタークラスを7月22日(金)に開催しました。
本学教室にてレッスンを行い、その模様をGoogle Meetで聴講学生に配信しました。
45分間のグループレッスンと30分の個人レッスンをそれぞれ2回実施しました。
グループレッスンでは、シンテロ先生が普段から行っているウォーミングアップのメニューを、学生と交互に演奏しながらご指導いただきました。バジング、マウスピースによるバジング、強制振動、紙を使用した呼吸の確認など、楽器をしっかり鳴らしながらアンブシュアの強化と安定を図るトレーニングで、シンテロ先生の基礎に関する考えがよく伝わりました。
個人レッスンでは、シンテロ先生が各学生の表現力を向上させるためきめ細かく教えてくださいました。また先生の素晴らしい音を間近で聴くことができ、大変良い経験となりました。
参加した学生の受講後の感想です。
・楽しく楽器を演奏できるようになった。
・成長のきっかけを掴むことができた。
・基礎の大切さを再認識できた。
1992年スペイン、リリア生まれ。8歳からトランペットを学ぶ。リリア・コンセルヴァト
ワール、カステロ・コンセルヴァトワールで研鑽を積み、その後オーストリアのヨーゼフ・
ハイドン音楽院でラインボールド・アンブロス教授に師事。ハンブルク音楽演劇大学大学
院ではマティアス・へフス教授に師事。これまでに、Ciudad de Llíria コンクール優勝、
Villa de Castellnovo コンテスト第一位、モンカオ・インターナショナル・トランペットコンクール第一位受賞ほか、数多くの国際コンクールで賞を受賞。現在、ボン・ベートーヴェ
ンオーケストラでソロトランペット奏者として活動。
洗足学園音楽大学管楽器コースでは、国内外で活躍されている演奏家による実技レッスンによる基礎力と演奏技術の習得を目指しています。また、洗足ならではの多彩な合奏授業に参加し演奏経験を積み重ねています。さらに、今回のようなオンラインマスタークラスの講師として世界でご活躍されている演奏家の方々を講師としてお招きし、学生が表現力をより一層磨いていくための教育体制を構築しています。