今回はバレエコースの授業、『身体表現実習』をご紹介します。
日に日に暑さが増す時期ですが、
学生はマスクを着け、十分な感染対策を講じて授業が行われていました。
この授業はクラシック・バレエのクラスレッスンを行い、芸術性、身体能力、個性、音楽性、テクニック、コントロール、コーディネーションなどを向上させることを目標としています。
授業の担当教員、安達悦子先生にコメントをいただきました。
バレエコースでは名前は違いますが、身体表現実習やバレエ実習など、毎日最初に一時間半のレッスンがあります。このレッスンでは、最初にバーを使ったエクササイズを行い、次にバーを使わずにフロアの中央で踊るセンターレッスンを行います。
このレッスンはプロになっても欠かさず行うものです。
こういったレッスンを子供の時からやってきた学生はこの大学に入学し、新しく、素晴らしい先生方に出会います。そして入学後もテクニックや踊り方を学び、磨くためにまずこのレッスンを受け、そこから作品の練習など、ほかの授業に移ります。バレエ団に入ってもプロになっても、朝レッスンをしてから一日が始まるのがダンサーです。学生のうちから同じようにレッスンから日々を過ごすことで自分を高めることができるカリキュラムになっています。
バレエコースは、クラシック・バレエの正確で美しい動きやテクニックを身に付け、さまざまなスタイルの踊りにも対応できるバレエダンサーを目指せるよう、自由度の高いカリキュラムが特徴です。必修科目はバレエ研究のみで、学生の興味とニーズに合わせて、様々なジャンルのダンスの実技科目、音楽理論の講義科目、舞踊史や解剖学などダンス関係の講義科目などを履修できます。そして、オーケストラの生演奏による前期公演・冬の本公演など本格的な舞台を数多く経験できることが魅力です。
バレエコースは、今後も様々な発表の場を用意し、プロフェッショナルな舞踊家の育成を強力にバックアップしてまいります。