今年度より、音楽・音響デザインコースの客員教授に着任された田中知之先生による特別講座「プロフェッショナル・ミュージック・プロダクション」を6月28日(火)に実施しました。
田中先生は東京2020オリンピック開会式・閉会式の音楽監督を担当され、世界的な音楽クリエイター・DJとして多方面にわたりご活躍されています。
今回は「非音楽家視点音楽論」というテーマで、デビューまでの経緯や世界的なクリエイターになるまでの軌跡をご紹介いただいて、通常のプロフィールでは語られることがない秘話が飛び出し会場は盛り上がりました。また、音楽とデザインや映像、ファッションなどの関係性についても、示唆に富む内容を語られ学生たちは興味津々の様子でした。
田中先生は今年度さらに2回の特別講座をご担当いただいて、音楽と社会との接点をキーワードに様々な視点からお話いただくことになっています。田中先生のようなグローバルに活躍されているクリエイターから、授業として直接お話を伺う機会は、学生にとってもかけがえのない経験となりました。今後の特別講座を学生も今から楽しみにしています。
音楽・音響デザインコースでは、クリエイターとして幅広く活躍できる人材を育成するための作曲、編曲、録音、メディアコンテンツ制作など幅広い分野の授業があり、学生は自分の進むべき道に応じて履修します。
洗足学園の教育理念は「自立」、「挑戦」、「奉仕」ですが、学生が目指す分野で、自立、挑戦できるように、実践的な授業やレッスンを通じてサポートしています。さらに演奏会の企画、運営、音響や演出、配信や広報なども学生が在学中にたくさんの経験をすることで、将来クリエイターとして活躍するために必要スキルを身につけることをサポートしています。世界を舞台に活躍されているクリエイターの田中知之先生の今回の特別講座は、クリエイターを目指す学生にとって人生の新たな視点を得る大変良い機会になりました。