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ファンファーレオルケスト第32回定期演奏会を開催しました。

2022.06.27

 ファンファーレオルケスト第32回定期演奏会を、6月17日(金)に前田ホールにて開催しました。前田ホールには関係者限定のお客様にお越しいただき、またライブ配信でも多くの皆様にご覧いただきました。

 

公演名: ファンファーレオルケスト第32回定期演奏会
日時:2022年6月17日(金) 18:00開場 18:30開演
会場:洗足学園 前田ホール
指揮:松元 宏康先生
プログラム:
・スティン・ルールス / エッセンス・オブ・ユース
・ヤン・ヴァンデルロースト / バイ・ザ・リヴァ―
・ヤコブ・デハーン / ロール・オブ・オーナー
・R.シュトラウス (庄司燦 編曲) / 『 サロメ』 作品54 から「 7つのヴェールの踊り」
・R.シュトラウス (庄司燦 編曲) /  組曲『 ばらの騎士』 作品59

 

ファンファーレオルケストは充実した合奏授業カリキュラムを持つ洗足学園音楽大学ならではの合奏授業の一つです。その編成はサクソフォーンを発明した楽器製作者アドルフ・サックス氏の考案と言われ、ベルギー・オランダを中心にヨーロッパで親しまれて来ました。2年生以上が中心の合奏授業として、毎年約100名の学生が履習し、年間2回の定期演奏会を開催しています。今年度の履修学生もこの日に向けて、日々練習を重ねて、本番では松元 宏康先生の指揮の下、柔らかく奥深いサウンドからダイナミックでパワフルな一体感を前田ホールで表現してくれました。

ファンファーレオルケストを履修している4年生コンサートミストレスの江原春香さんから下記のコメントをいただきました。

今回の演奏会では、全曲でコンサートミストレスという大役を務めることになり、緊張の中ステージに立ちました。前期の演奏会に向けて、ファンファーレオルケストならではの音色を引き出したいという気持ちで練習をしてきました。私自身、演奏経験の少ない編成なので、音色をどう作っていくのか先生方とお話しをしたり、サックスと金管楽器の音を混ぜるにはどう意識したらいいかなど、普段とは違った視点でバンドのバランスを考えて本番まで練習を重ねて行くことで、沢山のことを学ぶことができました。

 

管楽器コースは、各専門楽器でソロと合奏における音楽の追求を行います。その指導にあたるのは世界で活躍する演奏家をはじめ、一流の指導陣です。カリキュラムの特色は、合奏系の授業と演奏会の本番が豊富にあることです。聴衆に対する責任と緊張感は、演奏家としての成長を最も効果的に導いてくれます。室内楽、オーケストラ、吹奏楽をはじめ様々なアンサンブルを通じて、ソリストとしての能力に加え、柔軟な表現力を身につけることができます。それらを学ぶことは、プロの音楽家としての資質を高めると共に、問題解決能力という、これからの社会に必要な「人間力」を養うことにもつながります。