ワールドミュージックコース ウィンターコンサートを12月5日(日)に開催しました。
今回のコンサートでは、マンドリン、ギター、ニ胡、バンドネオンなどのワールドミュージックコースの学生が後期に学んだ成果を披露しました。
学生はそれぞれの楽器の魅力を次のように表現しています。
プログラム
【第 1 部】
S.レオナルディ / シシリアの思い出
G.フォーレ/ シシリエンヌ
H.ガル / 3つのマンドリンのための組曲
V.モンティ / チャルダッシュ
R.メンディサバル / エル・エントレリアーノ他
【第2部】インドの響き
古典曲 ラーガ:カマージュ (ターラ:ティーンタール[16拍周期])
さまざまな楽器でインド音楽を演奏
ワールドミュージックコースでは、クラシックギターやマンドリンなどの楽器を専攻している学生は、いわゆる「西洋クラシック音楽」を専門とし、専攻実技の個人レッスン、室内楽、ソルフェージュ、和声学、対位法、楽曲分析、西洋音楽史といった理論の勉強もしています。ワールドミュージックというコース名称ですが、全ての学生を民族音楽の専門家に養成するわけではありません。その一方で、ワールドミュージック概論の授業では、アパラチア音楽、南米音楽、北インド音楽、フラメンコなどを専門の先生から学び、特徴的なリズム、音の使い方(旋法)、奏法などのスペシャリストから教えを受け、各自の感覚にそれぞれの音楽のエッセンスを取り込んでいきます。特に各音楽のリズムに関しては、少し知っているだけではグルーブ感を出すことは難しく、専門の先生から直に習うことでリズム感が鍛えられ、専門のクラシック音楽の演奏にも役立つようになっています。第一線で活躍されている先生から演奏技術や音楽表現を学び、今回のコンサートのような多くのステージで実践力を高めることが可能です。
洗足学園音楽大学では、今後も様々な発表の場を用意し、音楽家や指導者などのプロフェッショナルな人材の育成を目指してまいります。