トピックス

2024年度 卒業式を挙行しました。

2025.03.18

洗足学園音楽大学大学院、洗足学園音楽大学の2024年度卒業式が3月18日(火)、前田ホールにおいて挙行されました。

 

2024年度洗足学園音楽大学大学院、洗足学園音楽大学卒業式:
【日程】2025年3月18日(火)
【会場】洗足学園 前田ホール
【開式】午前11時
アーカイブURL:https://www.youtube.com/watch?v=1K3S5ZesbpY

 

式次第
・開式のことば
・国歌「君が代」
・式辞
・大学院音楽研究科学位記授与
・大学音楽学部卒業証書・学位記授与
・表彰
・謝辞
・校歌
・閉式のことば

 

祝賀演奏
 G.F.ヘンデル / 「メサイア」より ハレルヤ・コーラス
  Georg Friedrich Händel(1685-1759) // Hallelujah! from Messiah
 E.エルガー / 行進曲「威風堂々」op.39−第1番 ニ長調
  Edward Elgar(1857-1934) // Marches “Pomp and Circumstance” op.39-No.1 in D major

 指揮:下野竜也(NHK交響楽団 正指揮者)
 演奏:洗足学園音楽大学卒業祝賀合奏団・洗足学園音楽大学卒業祝賀合唱団

 

卒業式は、開式ファンファーレに続き、開式のことばで始まり、国歌「君が代」が斉唱された後、洗足学園音楽大学の前田 雄二郎学長から式辞が述べられました。

卒業生の皆様ご卒業おめでとうございます。皆さんは、受験の時期新型コロナの影響があったと思います。
そのため、大学で、できるだけ音楽を学べる環境を用意し、イベントも開催しました。2024年は洗足学園創立100周年の年で、10月の武道館公演など多くのイベントがありました。
それぞれのコースで学び通じてより一層成長できたと確信しています。皆さんは音楽を学ぶことを通じて、生きるために必要な力も培うことができました。単に奏法や技法を学ぶだけではなく、自分のアイデアや発想を演奏・演技で表現できるようになりました。さまざまな演奏会や友人たちとの音楽活動を通じて仲間と協働する力を獲得しました。音楽の実践を通じて培った表現する力、協働する力、そして学生生活で得た、友人たちはこれからの社会で自立していく皆さんの大きな心の支えとなることでしょう。
今後も予測が難しい不安定な社会情勢が続いていくことと思います。社会や文化の変化と共に人が音楽を楽しむ儒教も変化を続けます。目の前にいる人たちにどうすれば音楽を楽しんでもらうことかできるか、感動をもららすことができるか。この問いに答えることができるのはこれから発展していくAI、人工知能ではなく、人間にしかできません。そして、皆さんが学んできた得意分野です。ぜひ、自信を持って自分の考え、意見を表現して社会に貢献してください。10月の武道館の100周年記念式典で指揮をされた音楽監督の秋山和慶先生は残念ながら1月に逝去されましたが、毎年卒業式を楽しみにされていましたので、秋山先生も今も皆さんを見守ってくださっていることでしょう。洗足学園の建学の精神は自立、奉仕の心、そして挑戦です。これらを胸に、皆様の今後のご活躍に期待しているとのはなむけの言葉を贈られました。

続いて、洗足学園音楽大学大学院第24回修了生、洗足学園音楽大学音楽学部音楽学科第55回卒業生の代表者に卒業証書・学位記が授与されました。

表彰が行われ、洗足学園音楽大学大学院、洗足学園音楽大学音楽学部各コースの成績優秀者がスクールカラーのブルーのデルフィニウムを1本ずつ壇上の花瓶に捧げました。そして、洗足学園音楽大学大学院、洗足学園音楽大学音楽学部の成績最優秀者の表彰が行われました。洗足学園音楽大学音楽学部音楽学科の成績最優秀者には賞状と日本を代表する彫刻家、奥村信之先生が制作されたレリーフの置物が授与されました。洗足学園音楽大学大学院グランプリ特別演奏会グランプリ受賞者には表彰状とトロフィーと研修支援の奨学金が授与されました。

洗足学園音楽大学音楽学部卒業生代表の弦楽器コース小林 彩さんが、謝辞として4年間のさまざまなコースの仲間と過ごした貴重な学生生活を振り返り、他コースの様々なジャンルの音楽との刺激的な出会い、また、素晴らしい先生方との出会い、特に、オーケストラを4年間ご指導いただいた音楽監督・特別教授の秋山和慶先生への感謝と指導の思い出など本学で学んだことを胸に感謝の気持ちを忘れずそれぞれの形で社会に貢献できるよう日々精進していくことを誓い、新たな門出への力強い意気込みを述べました。最後に、教職員を含めた学園と家族への感謝の言葉で謝辞を結びました。

校歌斉唱後、閉式のことばで式典は終了しました。

 

卒業式の式典に続き、前田ホールの大型スクリーンに卒業生たちの在学中のさまざまな写真が映し出され、学生たちはそれぞれの学生生活を振り返っていました。

その後、NHK交響楽団 正指揮者下野竜也先生の指揮の下、洗足学園音楽大学卒業祝賀合奏団・洗足学園音楽大学卒業祝賀合唱団から卒業生への「祝賀演奏」としてメサイア」より ハレルヤ・コーラスと行進曲「威風堂々」が演奏されました。各コースの先生方による温かく心を込めた素晴らしい演奏やパフォーマンスに会場では大きな拍手が続いていました。

 

祝賀演奏終了後、別会場に移動しコース毎にコース統括責任者の先生方から一人一人に卒業証書・学位記が手渡されました。

 

卒業生の皆様、ご卒業おめでとうございます。ご家族の皆様にも心よりお祝いを申し上げます。卒業生の皆様のさらなる飛躍と今後のご活躍をお祈り申し上げます。