10月4日(金)青山霊園の創立者前田若尾先生の墓前にて、第78回墓前祭を開催しました。
幼稚園、小学校、中学校、高等学校、短期大学、大学、大学院までの代表の園児、児童、生徒、学生と園長、校長、学長と教職員の代表と旧教職員が参加しました。讃美歌351番の斉唱に始まり、日本キリスト教団 霊南坂教会の後宮敬爾主任牧師の講話、校歌斉唱、前田壽一理事長の献花、後宮牧師の祝福、そして前田壽一理事長の挨拶で墓前祭を終了しました。
式次第
讃美歌 351番 一同
講話 日本キリスト教団 霊南坂教会 主任牧師 後宮 敬爾
校歌 一同
献花 学校法人理事長 前田 壽一
祝福 牧師 後宮 敬爾
挨拶 理事長 前田 壽一
日本キリスト教団霊南坂教会の後宮敬爾主任牧師の講話では、関東大震災が東日本大震災や、阪神・淡路大震災と比較して、いかに甚大な被害であったかをそれぞれの被害額のGDP比や犠牲者数などからご紹介がありました。また、第35代米国大統領の「危機という言葉は二つの漢字でできている。ひとつは危険。ひとつは好機である」というスピーチについて紹介され、学園創立者前田若尾先生が関東大震災後の大変な時期を好機と捉え、学校を創立されたからこそ現在の洗足学園があることをご紹介されました。
前田 壽一理事長は、孔子の「温故知新」やシェークスピアのテンペストの中で「過ぎ去りしことは序幕だ」などのように過去との向き合い方は様々な側面があることを紹介され、前田若尾先生の建学に懸ける想いと続く人々の努力により、創立時6名の生徒から現在の学園の園児、児童、生徒、学生数が計5101名になったことを紹介されました。後宮牧師がお話された危機を好機として捉えて前田若尾先生が学園を創立された精神は現在も続いており、コロナ禍での危機をICT化への好機として捉えて各校で挑戦を続け現在の学園の姿があることを紹介されました。最後に参加者への感謝の言葉で、挨拶を締めくくられました。
参加者は、後宮牧師や前田理事長のお話を聞き、それぞれが、創立者前田若尾先生の学園創立時の想いやお人柄に思いを馳せていました。また、創立100周年とうい記念すべき年の墓前祭に参加することができた喜びを噛みしめていました。