7月13日(土)に現代邦楽コース和楽器コンサート「和のいろは」をシルバーマウンテンにて開催しました。
公演名:和のいろは
日時:2024年7月13日(土)15:00開演(14:30開場)
会場:シルバーマウンテン1F
出演:現代邦楽コース学部生 講師 現代邦楽研究所研究生
大学院生
張梓豪(院2・琵琶) 川田健太(院1・拳)
郭雅文(院1・箏)李軍疎(院1・三味線)
学部生
鄭啓源(学2・笛)林彩葉(学2・箏)小松千英(学1・笛)
現代邦楽研究所研究生
磯部桐笛(箏)碓井由希子(箏)
助演
石高万紀子(笛・講師)市川香里〈三味線・講師)大河内淳矢(尺八・講師)
川嶋信子(琵琶・講師)野湾佐保子〈箏・講師)野湾徹也(三味線・講師)
冨田慎平(太鼓・講師)
司会
松尾祐孝
プログラム:
夏の日 沢井忠夫 作曲
夏の詠 二世山木太賀 作曲
雨 山本邦山 作曲
中国楽器コーナー
ゆきあい 川崎絵都夫 作曲
三つの無言歌 浦田健次郎 作曲
出演した大学院1年生の郭 雅文さんにコメントをいただきました。
「和のいろは」は、私にとって大学院入学後初めての正式な演奏会であり、出演冥利に尽きると感じた。その中で私は、箏二重奏曲「夏の日」、中国楽器紹介コーナーでの「行者」、そして大合奏「三つの無言歌」の三つのステージに出演した。その感想をまとめたいと思う。 今回の出演を通して最も重要と感じたことは、中国箏と日本箏の演奏法の違いを実感したことである。日本箏と中国箏の伝統的な奏法には共通点もあるが、異なる点も多くある。この二つの密接に関連する民族音楽の間で演奏法を切り替えることは、私にとって非常に大きな挑戦であり、また貴重な経験となった。 私は、中国箏による「行者」では、リラックスした気持ちで演奏ができ、以前よりも完璧に演奏できたと思う。 しかし、「夏の日」での日本箏の演奏では、自分の演奏能力がまだ満足のいくレベルに達していないと感じたが、全力を尽くす事はできたと思う。この演奏において、リズムの把握にはもっと練習が必要と感じた。また、他の演奏者の音をより正確に、敏感に聴き取り、より良いフィードバックを返し、双方または多方のリズムやメロディを融合させることで、より良い音楽を作り上げることができると考えた。最後の「三つの無言歌」大合奏では、自分の聴く力と協調性が向上したと感じた。 この演奏会では非常に緊張と興奮を感じた。このような環境こそが自分を挑戦させる機会を生み出すと信じている。今後の演奏会で、二つの箏の演奏技術をさらに向上させ、より良い音楽を皆さんにお届けできるように、頑張っていきたいと思う。 |
現代邦楽コースの特色は下記の3つです。
・派を超えて、古典から現代作品まで、様々な様式の作品に取り組む。
・和楽器だけでなく、あらゆる楽器とコラボレーションする。
・演奏者としてだけでなく、教育者として必要な知識も習得する。
現代邦楽コースは、口伝を基本としてきた日本の伝統音楽ですが、グローバルな現代社会において、多様性と即応性を持ち、より深く、広くその魅力を伝える演奏家を育てることを目標としています。
そして今回のような演奏会や邦楽ミュージカルなど様々な演奏機会で演奏経験を積み重ねています。洗足学園音楽大学では、学生が授業やレッスンで学んだ成果を発表する「場」を今後もできるかぎり多く提供していきます。