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メキシカンマリンバ、メキシカンドラムのマスタークラスを開催しました。

2024.08.05

7月8日(月)に、マリンバ奏者の古徳景子先生による、メキシカンマリンバ、メキシカンドラムのマスタークラスを開催しました。

 

古徳景子先生はメキシコ チアパス州立芸術科学大学教授でマリンバの教育活動に熱心に取り組まれながら、日本、アメリカ、ベルギー、フランス、スペイン、スウェーデン、メキシコ、アルゼンチン、コロンビア、チリ、ペルー、オーストラリア 各国で演奏活動を積極的に行われています。また、日本では教育機関の芸術鑑賞会・平和学習の場において、海外では訪問地の大学や日系人会などで演奏・対話・レクチャー等も行われています。

 

打楽器コースの大学院生、学部生に、ラテンアメリカの歴史、メキシカンマリンバの歴史に始まり、インプロビゼーション、リズム、音楽の構成を中心にレクチャーの形で進められました。また伝統的なスタイルから、現在のスタイルも演奏を交えてレクチャーしていただきました。途中、参加学生も演奏に加わり、大変充実したマスタークラスとなりました。学生もいつも演奏しているマリンバとは違うトロピカルな響きに大きなヒントを得ていました。

 

マスタークラスに参加した3年生の高田勇大さんにコメントをいただきました。

初めてメキシカンマリンバの演奏を聴きました。特有の音色や卓越したリズム、色彩豊かなハーモニーから成される音楽は、聞くだけで楽しい気持ちになりました。
現地では一家に1台はこのメキシカンマリンバがあり、家族で音楽を楽しんでいるそうです。そんな生活に根付いた音楽からは生命力を感じました。
ジャズの影響も受けているとのことで、インプロヴィゼーションも披露して下さりました。
心躍るリズムと自由自在のハーモニー、そして当たり前のように演奏される超絶技巧がとても印象に残っています。
また、メキシカンマリンバが生活に根付くまでの歴史、先代の方々への想いを大切にしているというお話もお聞ききました。演奏だけでなく、先代の方々を尊敬し誠実に音楽に向き合う姿勢に感銘を受け、その心だからこそ感動的な音楽ができるのだと思いました。
メキシコ現地の音楽、世界屈指の演奏を間近で体感できたことはとても貴重な経験であり思い出です。

大変に貴重な機会をつくって下さりありがとうございました。

 

打楽器コースでは、打楽器を単にリズム楽器と捉えることだけでなく、様々な演奏形態に対応できる応用力が身につけられます。演奏の幅を広げ、技術と感性を磨くために、各専門分野のプロフェッショナルである教員が、きめ細かな指導を行っています。また、本学では12 団体の中から自分が履修したい団体を選択し、吹奏楽やオーケストラなどを同時に学ぶことも可能で、これらの合奏授業では、複数の指導教員からアドバイスを受けることができます。さらに、打楽器コースには6つの有志団体があり、授業外の時間で練習を行い、学内外のイベントに参加するなど、盛んに活動しています。この活動が卒業後の進路を決めることもあり、プロとして活動している卒業生も大勢います。