トピックス

音楽・音響デザインコースの授業『ハーモニー』を紹介します。

2024.06.14

今回は音楽・音響デザインコースの授業『ハーモニー』をご紹介します。この授業はハーモニー1~4に分かれており、それぞれ半期ごとの授業になります。この日、取材をしたハーモニー1の授業は約100名程の学生が履修しているそうです。

 

この授業の担当教員であるMarty Hicks先生に、授業についてお話を伺いました。

Marty Hicks先生

元々、音楽・音響デザインコースの学生はJAMコースの「ジャズハーモニー」という授業を履修していたのですが、演奏者向けの授業であったため、作編曲目線の授業ということで開設されたのが「ハーモニー」です。

授業ではポップス・ジャズ・ヒップホップ・R&Bなど様々なジャンルの既存曲を参考にして楽曲のコード進行やハーモニーの分析を行い、習ったコード理論を自分のオリジナル曲にどのように使えばよいか、解説しながら教えています。

説明を聞くだけではなく必ずアウトプットしてほしいので、最初の60分はハーモニーの概念の解説、残りの30分は課題に取り組む時間にしています。課題の最後の創作問題は正解が無数にあるのですが、学んだことを活かして自分なりに表現して欲しいと思っています。音楽・音響デザインコースの学生はいろいろな音楽を作っているので、ジャンルを限定せず様々な音楽理論を学ぶことが出来るようカリキュラムを組んでいます。

 

また、この授業を履修している学生さんにもコメントをいただきました。

坂本 光哉さん(2年生)

ハーモニーの1,2はかなり初歩的なところから始まりますが、次第に発展的な内容になってきます。3ともなると、復習を行い理解を深めていく必要があると思う程、覚える事項も多く、複雑化してきます。理解を深めるだけでなく、自分で使えるようにしていく為に、課題はもちろんですが、自分の作品に取り入れていくことも重要だと思います。

自分は主にポップスを書いていますが、役立つことも多く、もっと積極的に取り入れていきたいなと思っています。

 

音楽・音響デザインコースでは、クリエイターとして幅広く活躍できる人材を育成するための作曲、編曲、録音、メディアコンテンツ制作など幅広い分野の授業があり、学生は自分の進むべき道に応じて履修します。洗足学園の教育理念は「自立」、「挑戦」、「奉仕」ですが、学生が目指す分野で、自立、挑戦できるように、実践的な授業やレッスンを通じてサポートしています。さらに、イベントの企画、運営、音響や演出、配信や広報なども学生が在学中にたくさんの経験をすることで、将来クリエイターとして活躍するために必要なスキルを
身につけることをサポートしています。