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音楽・音響デザインコースの授業『DAW演習Ⅰ』を紹介します。

2024.05.31

今回は音楽・音響デザインコースの授業『DAW演習Ⅰ』を紹介します。4月に入学したばかりのフレッシュな一年生の授業を取材させていただきました。

 

この授業の担当教員である相馬健太先生に授業についてお話を伺いました。

相馬 健太 先生

当講座はApple LogicProを通じてDAW(Digital Audio Workstation)を扱う上で必要となるMIDIデータの作成・エディット(打ち込み)、シンセサイザーの基礎知識と音色制作、録音や波形編集、ミックスダウンなどのスキルを学びます。
現在のDAWはプロのみが使うツールではなく、専門的な知識がない人でも簡単に使えるように進化を遂げていますので、誰でもDAWを使えてしまうかも知れません。実際に入学前からDAWで作品を作り、受験を突破して来た学生たちですが、データを見るとプロを相手にした時に必要となる知識やスキルとは大きな開きがあるとも感じています。授業では仕事で他者とデータをやり取りすることになっても困ることのないように、敢えて難しい用語を用いたり、少し時代遅れとも思うような知識ややり方なども伝えるようにしています。この授業を受講することで制作テクニックだけでなくDAWを仕事で使う上での一般常識なども身に付けてもらいたいと思っています。

 

また、授業を履修している学生さんにもコメントをいただきました。

深沢 日路 さん (1年生)

この講義では、まず『DAWやDTMとは』、『PCで打ち込み作曲をする意味とは』などといった問いかけから始まりました。DTMを始めてから1年が経ったころでしたが、基本的ながら知らなかった意義や知識を知り、DTMに向き合う気持ちの持ち方が変わりました。
今はドラムとベースを使った基本的なフレーズ作成を終えたところですが、わざわざ生楽器をDAW上で使う意義を踏まえ、最大限生楽器に近づけるための技術を学んでいます。他にも様々なDTMの技術を学べるため毎週とても楽しみながら講義を受けています!

 

音楽・音響デザインコースでは、クリエイターとして幅広く活躍できる人材を育成するための作曲、編曲、録音、メディアコンテンツ制作など幅広い分野の授業があり、学生は自分の進むべき道に応じて履修します。洗足学園の教育理念は「自立」、「挑戦」、「奉仕」ですが、学生が目指す分野で、自立、挑戦できるように、実践的な授業やレッスンを通じてサポートしています。さらに、イベントの企画、運営、音響や演出、配信や広報なども学生が在学中にたくさんの経験をすることで、将来クリエイターとして活躍するために必要なスキルを身につけることをサポートしています。