12月17日（日）にシルバーマウンテンにて、多くのお客様にご来場いただきワールドミュージックコースウィンターコンサート2023を開催しました。ご来場ありがとうございました。ギター、二胡、マンドリン、バンドネオンなどの演奏に加えて、今回は本学卒業生でもある江上 靖さんの台本にワールドミュージックコース統括教授大江 千佳子先生が作曲した歌劇「かさじぞう」― 演奏会形式 ―も披露しました。

公演名：ワールドミュージックコースウィンターコンサート2023
日時：2023年12月17日（日） 15:00開演（14:30開場）
会場：シルバーマウンテン1F
出演：<ギター>
石川 菜々子
伊藤 陽夏
大森 真由
周 湧棋
小林 愛美**
井上 仁一郎*
 <マンドリン>
村山 実裕加
島田 龍輔
 <二胡>
楊 江虎
 <バンドネオン>
片山 柊
 <フルート>
中村 愛美***
 <ソプラノ>
馬場由香*
 <テノール>
秋山 徹*
 <ピアノ>
小助川 眞美*
 *本学教員
**賛助出演（ワールドミュージックコース卒業生）
***賛助出演（本学管楽器コース在学生）
プログラム：
N.パガニーニ ／ ロヴェーネのためのソナタ M.S.14
G.ビゼー ／ カルメン「ハバネラ」「アラゴネーズ」
A.ディアベリ ／ ギターとピアノのための18の曲集より第2番
G.フォーレ ／ 夢のあとに
R.シューマン ／ 子供の情景「見知らぬ国と人々」「トロイメライ」
Y.ブラウン ／ マンドリンとギターのためのソナタ
G.フォーレ ／ パヴァーヌ
A.ピアソラ ／ カフェ 1930
A.ピアソラ ／ ボーデル 1900
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大江 千佳子 (作曲)　江上 靖 (台本) ／ 歌劇「かさじぞう」― 演奏会形式 ― 

ワールドミュージックコースでは、クラシックギターやマンドリンなどの楽器を専攻している学生は、いわゆる「西洋クラシック音楽」を専門とし、専攻実技の個人レッスン、室内楽、ソルフェージュ、和声学、対位法、楽曲分析、西洋音楽史といった理論の勉強もしています。ワールドミュージックというコース名称ですが、全ての学生を民族音楽の専門家に養成するわけではありません。その一方で、ワールドミュージック概論の授業では、アパラチア音楽、南米音楽、フラメンコなどを専門の先生から学び、特徴的なリズム、音の使い方（旋法）、奏法などのスペシャリストから教えを受け、各自の感覚にそれぞれの音楽のエッセンスを取り込んでいきます。特に各音楽のリズムに関しては、少し知っているだけではグルーブ感を出すことは難しく、専門の先生から直に習うことでリズム感が鍛えられ、専門のクラシック音楽の演奏にも役立つようになっています。第一線で活躍されている先生から演奏技術や音楽表現を学び、今回のコンサートのような多くのステージで実践力を高めることが可能です。

洗足学園音楽大学では、今後も様々な発表の場を用意し、音楽家や指導者などのプロフェッショナルな人材の育成を目指してまいります。