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ワールドミュージックコースの授業『ワールドミュージック演奏論1~4』を紹介します

2023.11.29

今回はワールドミュージックコースの授業『ワールドミュージック演奏論1~4』をご紹介します。この日は声楽の秋山徹先生の歌に合わせて演奏をしていました。

 

ワールドミュージックコース統括教員の大江千佳子先生にお話しを伺いました。

大江 千佳子 先生

ワールドミュージックコースに在籍している学生の多くがクラシック音楽を専攻しています。このワールドミュージック演奏論は、専門実技の個人レッスンではカバーできない部分を補う内容となっており、全15回の授業を、クラシック音楽、フラメンコ、南米、アパラチア音楽を専門とする先生方が担当します。
クラシック音楽系の授業では、バッハをはじめとするバロック音楽の演奏法や初見視奏を中心に行い、専門実技の演奏力の向上に役立てています。また、フラメンコや南米音楽の授業では、それらの音楽の特徴的なリズムを演奏しながらリズム感を鍛え、そのリズムを用いて作曲もしています。アパラチア音楽の授業回では、ペンタトニックやブルースの音階を使って即興演奏を学んでいます。この様に、クラシック以外の音楽も取り入れながら、初見力、リズム感、和音を聴く能力、即興力を強化する「実践的なソルフェージュ」と言える授業を展開しています。

 

また、この授業を履修している学生さんにもコメントをいただきました。

3年 村山 実裕加 さん

この授業では様々な文化に触れることができます。一番はリズム感がついたなと思っているのですが、フラメンコや南米音楽など日本にいるとあまり触れることのない他国の音楽を勉強することでリズムを取ることを意識して演奏するようになりました。

 

ワールドミュージックコースでは、クラシックギターやマンドリンなどの楽器を専攻している学生は、いわゆる「西洋クラシック音楽」を専門とし、専攻実技の個人レッスン、室内楽、ソルフェージュ、和声学、対位法、楽曲分析、西洋音楽史といった理論の勉強もしています。第一線で活躍されている先生から演奏技術や音楽表現を学び、今回ご紹介した『ワールドミュージック演奏論1~4』のような授業や多くのステージで実践力を高めることが可能です。