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ジョセフ・ヴァン・ハッセル先生による打楽器のマスタークラスを開催しました。

2023.09.11

7月24日(月)にアメリカを拠点とする打楽器奏者ジョセフ・ヴァン・ハッセル先生によるマスタークラスを開催しました。

ジョセフ・ヴァン・ハッセル先生は、ノースカロライナを拠点に、オーケストラと室内楽を専門とするパーカッショニストです。カーネギーホール、シンシナティ・ミュージックナウ・フェスティバル、パーカッシブ・アーツ・ソサエティ国際大会、国際チューバ・ユーフォニアム会議、スイスのヒンデミット・センターなどでの演奏実績があり、教育者としても活躍され、マンハッタン音楽院、ピーボディ音楽院、カリフォルニア大学バークレー校の新音楽・音響技術センターなど、アメリカ国内の多くの大学でマスタークラスを開催されています。

打楽器コースの2名がハッセル先生から、演奏の表現力を向上させるためのポイントを丁寧に模範演奏も含めて教えていただきました。約20名の学生もマスタークラスを聴講しました。

受講生の4年生阿南杏佳さんと2年生宇佐美祐大さんにコメントをいただきました。

4年生阿南杏佳さん

今回受講したマスタークラスでは、マレット(スティック)の持ち方や叩き方など基礎的なところを教えていただきました。日本人と外国人ではそもそもマレットの持ち方が違うため少し奏法が違うのですが、「叩く」「打つ」などの動作はどの国も各国共通なのでそれを理解して自分なりのより良い演奏スタイルを目指したいと思いました。 Josephさんは太鼓とマリンバは同じ という考え方を持っていて、マリンバでできるようにするには太鼓も出来なければいけない という所をより教わりました。 今回学んだことを活かしてこれからも精進して参ります。

 

2年生宇佐美祐大さん

Joseph van hassleさんのマスタークラスを受講して、初めてマスタークラスに参加したので、最初は自分がちゃんとしたレッスンが受けられるのか不安でした。ですが曲を通して、自分の演奏の問題点を見つけ出して、その問題を解決するためにどのような練習をすれば良いのか、音楽をするためにどのようなアプローチをしてそこから自分の演奏に繋げていくのか、とてもわかりやすく丁寧に教えて頂きました。マスタークラスで学んだことを忘れずに、今後の練習に活かしていきたいです。

 

打楽器コースでは、打楽器を単にリズム楽器と捉えることだけでなく、様々な演奏形態に対応できる応用力が身につけられます。演奏の幅を広げ、技術と感性を磨くために、各専門分野のプロフェッショナルである教員が、きめ細かな指導を行っています。また、本学では12 団体の中から自分が履修したい団体を選択し、吹奏楽やオーケストラなどを同時に学ぶことも可能で、これらの合奏授業では、複数の指導教員からアドバイスを受けることができます。さらに、打楽器コースには6つの有志団体があり、授業外の時間で練習を行い、学内外のイベントに参加するなど、盛んに活動しています。この活動が卒業後の進路を決めることもあり、プロとして活動している卒業生も大勢います。