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ワールドミュージックコースサマーコンサートを開催しました。

2023.08.24

7月9日(日)に、ワールドミュージックコースサマーコンサートをお客様のご来場とオンライン配信によるハイブリッド公演としてシルバーマウンテンにて開催しました。ギター、二胡、マンドリン、バンドネオンなどの演奏で名曲の数々をお聴きいただきました。

 

公演名:ワールドミュージックコースサマーコンサート
日付:2023年7月9日(日)15:00開演(14:30開場)
会場:シルバーマウンテン1F
プログラム:
F.メンデルスゾーン/カンツォネッタ 作品12
A.ディアベリ/「ギターとピアノのための18の曲集」より 第1番
A.ムダーラ/ルドヴィコのハープを模したファンタジア
F.タレガ/アルハンブラの思い出
P.サラサーテ/ツィゴイネルワイゼン
M.ラヴェル/ヴァイオリンとチェロのためのソナタ 第3楽章
J.S.バッハ/フーガの技法BWV1080より「5度の転回対位法による12度のカノン」
佐藤弘和 / ギター三重奏のための「夏野原」

出演:
Guitar:石川 菜々子/伊藤 陽夏/大森真由/周 湧棋/井上 仁一郎(教員)
Mandolin:島田 龍輔/村山 実裕加
Erhu:楊 江虎
Bandoneon:片山 柊

 

出演した4年クラシックギター専攻 石川菜々子さんからコメントをいただきました。

今回のコンサートでは、私は佐藤弘和作曲ギター三重奏のための「夏野原」を演奏しました。コンサートで演奏する際には毎回とても緊張しますが、回を重ねるごとに楽しんで演奏することの大切さに気づくようになりました。ギターの演奏テクニックや、3人で息を合わせることは難しいのですが、ソロの演奏では得られない、仲間と一緒に奏でることで生まれる音楽の美しさに魅力を感じています。また、WMコースのギター以外の二胡、マンドリン、バンドネオンにはそれぞれ特有の響きがありますが、それらの楽器とのアンサンブルでは、ギターだけのアンサンブルとは一味違う魅力的な音の世界が広がってきます。
 これからも独奏はもとより、いろいろな編成のアンサンブルにも取り組み、音楽の素晴らしさ、楽しさを感じながら建設的に練習に励み、自分の演奏力を少しずつ上げていきたいと思います。
 最後になりましたが、当日ご来場くださった多くのお客様、配信をご覧いただいた方々に心より御礼申し上げます。ありがとうございました。

 

ワールドミュージックコースでは、クラシックギターやマンドリンなどの楽器を専攻している学生は、いわゆる「西洋クラシック音楽」を専門とし、専攻実技の個人レッスン、室内楽、ソルフェージュ、和声学、対位法、楽曲分析、西洋音楽史といった理論の勉強もしています。ワールドミュージックというコース名称ですが、全ての学生を民族音楽の専門家に養成するわけではありません。その一方で、ワールドミュージック概論の授業では、アパラチア音楽、南米音楽、フラメンコなどを専門の先生から学び、特徴的なリズム、音の使い方(旋法)、奏法などのスペシャリストから教えを受け、各自の感覚にそれぞれの音楽のエッセンスを取り込んでいきます。特に各音楽のリズムに関しては、少し知っているだけではグルーブ感を出すことは難しく、専門の先生から直に習うことでリズム感が鍛えられ、専門のクラシック音楽の演奏にも役立つようになっています。第一線で活躍されている先生から演奏技術や音楽表現を学び、今回のコンサートのような多くのステージで実践力を高めることが可能です。

 

洗足学園音楽大学では、今後も様々な発表の場を用意し、音楽家や指導者などのプロフェッショナルな人材の育成を目指してまいります。