2022年度演奏会報告です。
邦楽 第13回定期演奏会を3月19日(日)に、数年ぶりに現代邦楽研究所出身者関係者を交えて大規模に前田ホールにて開催しました。アメリカから来日滞在中の作曲家マーティン・リーガン氏の作品や松尾祐孝作曲の初演も含め多彩な5つのステージを披露しました。なお、本公演は、木の文化を国際的に紹介・啓蒙しているIWCS(国際木文化学会)とJWCS(日本木文化学会)との連携によって、国際オンラインフェスティバル【World Wood Day 2023】の一環として同時配信されました。演奏会はアーカイブ配信でもお楽しみいただけますので、是非ご覧ください。
公演名:邦楽 第13回定期演奏会
日時:2023年3月19日(日)開演14:30(開場14:00)
会場:洗足学園 前田ホール
プログラム:
《五段砧》/ (古典)光崎検校作曲
《箏・三絃二重奏曲》/ 杵屋正邦作曲
《天空幻想III 〜篠笛、三味線、箏の為に》(初演)/ 松尾祐孝作曲
(大学院新作初演プロジェクト)
《春のひと時》/ マーティン・リーガン作曲
《編曲八千代獅子》/ 宮城道雄作曲
出演:現代邦楽コース学生・院生・卒業生・修了生・指導陣
現代邦楽研究所研究生・修了生・指導陣
アーカイブURL: https://www.youtube.com/watch?v=Ol6Hq1CGlxE
現代邦楽コースでは、基本奏法の習得、演奏技術の向上はもちろん、合奏等の演習を通じて音色にこだわった厳密な音程(音律)とリズム(間)に対する感覚を養い、演奏家として必要不可欠な音楽的基礎能力を確実なものにしていきます。
古典や現代、洋楽等幅広いジャンルの楽曲を取り上げ、さらに創作や即興演奏も試みることで、多彩なジャンルに対応できる演奏力を磨きます。元来、口伝を基本としてきた日本の伝統音楽ですが、グローバルな現代社会において、多様性と即応性を持ち、より深く、広くその魅力を伝える演奏家を育てることを目標としています。