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声優アニメソングコース「Winter Theater 2022」(その2)

2023.02.28

声優アニメソングコース冬の成果発表公演「Winter Theater 2022」を12月13日(火)~17日(土)の5日間ビッグマウスにて関係者限定にて開催しました。それぞれの公演に、1年間の成果が込められていました!
3回に分けて公演の写真をご紹介します。今回は3日目と4日目の模様です。
3日目公演 兵藤まこ先生ゼミ、速水けんたろう先生ゼミ
4日目公演 石川光太郎先生ゼミ、宇治川まさなり先生ゼミ

◆兵藤まこ先生ゼミのCAO YUNRUIさん

 今回のゼミ発表を行った感想は、やはり兵藤先生が素晴らしいキャスティングをしてくださるということです。
 自分はいつも悪役やおじさん役を演じることが多く、今回の発表で演じたような、面白い役は本当に初めてでしたが、意外にもピッタリ合うと言われて、本当に驚きました。自分でも気が付いていない所を兵藤先生が発掘してくださり、上手く今回の役に当てはめてくださいました。
 俗に言う「千里の馬は常に有れども伯楽は常には有らず」、そして授業内でも、一人ずつに指導をしてくださったおかげで、自分の迷う所がなくなり、凄く勉強になりました。

◆速水けんたろう先生ゼミの新井 聖未さん

 “Winter Theater 2022”速水ゼミ公演は、私のなかで印象に残るステージでした。
私は2年生から3年生までの計4回速水ゼミ公演に出演してきました。
2年生の頃は、特にステージ上でのパフォーマンスや歌唱に慣れていないことによる緊張で、頭がいっぱいいっぱいになってしまい、思うように楽しめず、3年生の前期公演でも、自分の力不足で、やりたいことを満足に表現出来なくて、心残りに感じていました。
ですが、今回の公演では出演させていただける枠が増えたぶん、目まぐるしくはありましたが、先輩や後輩の支えもあり、緊張するどころか、あっという間に全て終わってしまった感覚でした。今までで一番楽しめたステージになりました。

◆石川光太郎先生ゼミの山田 妃菜さん

 今回やらせて頂いて印象的だったのは、舞台劇の中での「幽霊」役でした。石川ゼミは舞台の中でも「自分」という役で演技をする何とも貴重な経験ができるゼミです。しかし、自分役とはいえ普段の自分の殻を大きく破ったチャレンジで、最初に幽霊をやると決まったときには、どうしよう!と不安になったりもしたのですが、いざやってみると意外と楽しく、本番は「幽霊である自分」を全力で演じることが出来ました。この挑戦のおかげで、前期よりも、演じることが更に楽しいと思えるようになりました。

◆宇治川まさなり先生ゼミの上村 桜花さん

 後期の宇治川ゼミは、2.5次元舞台に取り組みました。
 ストレートの舞台とは違い、立ち振る舞いや声のトーンなどのお手本となるものが存在するのが2.5次元舞台の特徴です。しかし、ただ真似をするだけではなく、自分の感情を落とし込みながら「キャラクターに寄せていく」という点が大事になってくるのだと、このゼミで学ぶことができました。
 他コースとのコラボ公演でも2.5次元の作品を取り扱っていますが、そこでは経験のできない裏方の準備にも携わることができるので、演技以外の点でも沢山の学びと経験を得られました。

 

声優アニメソングコースの後期成果発表として、生アフレコ、アニメソングライブ、朗読劇、映像舞台劇、演劇等、色とりどりの作品による声の魅力に迫りました。声優アニメソングコースの授業やレッスンで学んできた多様な声の表現方法をビッグマウスのステージで披露しました。今回の公演も、舞台制作、音響、照明は音楽環境創造コースの学生がサポートしました。

 

声優アニメソングコースは、アニメやゲームを中心とした日本のポップカルチャーシーンにおいて、声優やアニメソング歌手など、声のスペシャリストとして活躍できる人材を育てることを目標としています。それぞれの分野のプロフェッショナルによる音大ならではの「個人レッスン」と「充実の施設・設備」、数多くの本番と今回の公演のような他コースとのコラボレーションにより演技、ナレーション、歌、ダンス、コンテンツ制作などの多彩なカリキュラムの中しっかりと学ぶことで様々なニーズに応えることが出来るヴォイスアーティストを育成しています。

 

洗足学園音楽大学は、今後も今回の「Winter Theater 2022」のような発表の場をできる限り多く提供し、在学中に豊富なステージ経験を積みながら表現力を磨くことで、学生が夢に近づけるように全面的なバックアップをしていきます。