ミュージカルコースの授業 『ミュージカル概論』をご紹介します。
この授業はミュージカルの歴史、作品研究を行う授業で、1年生が履修をしています。
この日は実際に作品を鑑賞していました。
授業を担当されているダイアナ・ボール・石山先生にお話を伺いました。
ミュージカルの歴史を学ぶことで、オーディションを受けるときや、役作りをする際に役立つ“引き出し”を増やすことができると考えています。50年代までのミュージカルはクラッシック音楽が多く、60年代からはロックンロールが入ってくる…など年代によってスタイルが変わります。演技のスタイルやダンスのスタイルもすべて時代によって雰囲気が異なりますから、それを理解した上でオーディションに臨むことが大切です。
更に、将来どのようなミュージカルをやりたいか(劇団四季、東宝など)、または裏方になって台本を書きたいと考える学生もいるかもしれませんが、様々な作品に触れることは自分の将来について考えるきっかけにもなります。1年生の頃から将来どのようになりたいか考え、色々なことに挑戦してほしいです。
一番は、ミュージカル俳優・女優になりたいのなら、沢山の作品を見て、沢山の音楽を勉強してミュージカルをどんどん好きになってほしい。それが成功につながります。
また、この授業を履修している学生さんにもコメントをいただきました。
1年 中山さん
私は大学で初めてミュージカルの歴史を学んだので、何もわからない状態でスタートしました。授業ではミュージカルの基礎となった音楽家や振付師の名前を学んだり、頭だけで理解するのではなく、実際に動画で作品を見ることで役者さんの表現やそれぞれの色を勉強できるので、普段自分たちが踊っているダンスと結びつけながら学ぶことができています。
ミュージカルコースでは、在学中にたくさんの経験を積み、将来はプロフェッショナルな舞台人に育って欲しいという強い思いから様々な発表の場を設けています。今後も様々な発表の場を用意し、プロフェッショナルな舞台人の育成を目指してまいります。