12月3日(土)に、ワールドミュージックコース ウィンターコンサート2022を関係者のお客様のご来場と配信によるハイブリッド公演としてシルバーマウンテンにて開催し、ギター、二胡、マンドリン、バンドネオン、ピアノによる演奏で、名曲の数々をお聴きいただきました。なお、公演のアーカイブ動画も公開されていますので、是非ご覧ください。
公演名:ワールドミュージックコース ウィンターコンサート2022
日時:2022年12月3日(土)開演15:00(開場14:30)
会場:シルバーマウンテン1F
プログラム:
タレガ / 椿姫の主題による幻想曲
L.v.ベートヴェン / マンドリンとピアノのためのソナチネ WoO 43a
J.S. バッハ / 無伴奏チェロ組曲第1番より 前奏曲
サンス / カナリオス
ピアソラ / ロ・ケ・ベンドラ
王 建民 / 天山風情
丸本 大悟 / AZZURROマンドリン独奏のための
ブローウェル / ラ・グラン・サラバンダ
バルベッラ / 2台のマンドリンのための6つの2重奏曲 作品 3-2(マンドリンとピアノ2重奏版)
グラナドス / オリエンタル
サティ / ジュ・トゥ・ヴ
藤井 敬吾 / マンドリンとギターのためのソナタより 第一楽章
動画URL: https://youtu.be/RUa2GkaUXVw
出演した2年生マンドリン専攻村山 実裕加さんにコメントをいただきました。
ワールドミュージックコースのコンサートへ出演するのも4回目となり、今回初めて学生インスペクターの一人として携わらせていただきました。準備を進めていく中で、様々なことに臨機応変に対応することの重要性を学びました。コンサート後半でマンドリン二重奏曲を演奏する予定だったのですが、急遽ピアノとマンドリンの二重奏に変更となり、私にとっては挑戦が多いコンサートとなりました。それでも先生方が素早く柔軟な対応をしてくださり、わずかな練習時間でしたが、不思議と不安もなくとても楽しく演奏をすることができました。自分の演奏をお客様に聴いていただくということにもだんだんと慣れ始め、少しずつですが自分自身が成長していることを実感しました。
次回のコンサートに向けてさらに技術面も精神面も磨いていきたいと思います。
ワールドミュージックコースでは、クラシックギターやマンドリンなどの楽器を専攻している学生は、いわゆる「西洋クラシック音楽」を専門とし、専攻実技の個人レッスン、室内楽、ソルフェージュ、和声学、対位法、楽曲分析、西洋音楽史といった理論の勉強もしています。ワールドミュージックというコース名称ですが、全ての学生を民族音楽の専門家に養成するわけではありません。その一方で、ワールドミュージック概論の授業では、アパラチア音楽、南米音楽、北インド音楽、フラメンコなどを専門の先生から学び、特徴的なリズム、音の使い方(旋法)、奏法などのスペシャリストから教えを受け、各自の感覚にそれぞれの音楽のエッセンスを取り込んでいきます。特に各音楽のリズムに関しては、少し知っているだけではグルーブ感を出すことは難しく、専門の先生から直に習うことでリズム感が鍛えられ、専門のクラシック音楽の演奏にも役立つようになっています。第一線で活躍されている先生から演奏技術や音楽表現を学び、今回のコンサートのような多くのステージで実践力を高めることが可能です。
洗足学園音楽大学では、今後も様々な発表の場を用意し、音楽家や指導者などのプロフェッショナルな人材の育成を目指してまいります。