洗足学園音楽大学管弦楽団第83回定期演奏会を、2022年12月1日(木)に前田ホールにて関係者のお客様のご来場とライブ配信のハイブリッドコンサートとして開催しました。
演奏外の動画はアーカイブで公開されていますので是非ご覧ください。
公演名:洗足学園音楽大学管弦楽団第83回定期演奏会
日時:2022年12月1日(木)開演19:00(開場18:30)
会場:洗足学園 前田ホール
指揮:秋山 和慶(本学芸術監督)
演奏:洗足学園音楽大学管弦楽団
プログラム:
H.ベルリオーズ / 「序曲」ローマの謝肉祭
O.レスピーギ / ローマの噴水
J.ブラームス / 交響曲第1番 ハ短調 作品68
動画URL: https://www.youtube.com/watch?v=nvkj693ippY
この演奏会の企画運営責任者の辻 功先生からは、下記のコメントをいただきました。
コロナ禍でこの数年、大学でも活動に制限のある時期が続き、特にこのオーケストラの中核メンバーである四年生にとっては辛い時期が長く続きました。皆様のお力添えで無事にこの日を迎え、四年生にとっては大学でのオーケストラ演奏の集大成となる演奏会を開催できましたことを、心より感謝申し上げます。また、この演奏会開催にあたりご指導いただきました教員の先生方、ご尽力いただきました助手とコーディネーターの皆様、本当にありがとうございました。
本日は本学芸術監督の秋山和慶先生の指揮で、前半はフランスの作曲家ベルリオーズのローマの謝肉祭とイタリアの作曲家レスピーギのローマの噴水というローマをテーマにした2曲、後半にはドイツの作曲家ブラームスの交響曲第1番というオーケストラの名曲をお聴きいただきました。
世界で活躍するマエストロの指揮の下、若くエネルギッシュな学生の見事な演奏をお楽しみいただけたことと思います。
また、出演いただきました4年生のヴァイオリン早川 萌音さんからコメントをいただきました。
今年の後期定期演奏会はベルリオーズ作曲のローマの謝肉祭に始まり、レスピーギ作曲、ローマ三部作の中から噴水、そしてブラームス作曲の交響曲第1番を演奏致しました。コロナ禍の影響で制限が多く中々合奏練習ができず思うように勉強ができなかった2、3年次に比べ、本来の授業の目的であるオーケストレーションを学ぶ、という課題を全うすることが出来ました。前期のオールラヴェルプログラムとはうってかわり、古典的なブラームスを初め基本を求められるプログラムを秋山和慶先生の元で細やかに仕上げました。音の長さや強弱、旋律の形などひとつひとつに意識を向けることで1つの大きな曲を作る、ということの難しさや楽しさを学べた半年間でした。
本番では音大フェスに続き、学生全員の熱意が集まった力強い音色が前田ホールを包み込み4年間のオーケストラの授業を感動的に終えることができ大変嬉しく思います。
学生は、このステージで協働して達成感を得た経験を基に、次の新たな挑戦に向かって進みながらさらに成長していきます。洗足学園音楽大学では、学生の成果発表の場を今後もできる限り提供し学生の成長を支援してまいります。