2022年11月29日(火)にブルー・タイウインド・アンサンブル演奏会を関係者のご来場と配信のハイブリッド公演として前田ホールにて開催しました。
公演名:ブルー・タイ ウインド・アンサンブル演奏会
日時:2022年11月29日(火)18:30開演(開場18:00)
会場:洗足学園 前田ホール
指揮:松村秀明
演奏:洗足学園音楽大学ブルー・タイ ウインド・アンサンブル
プログラム:
W.H.ヒル/セント・アンソニー・ヴァリエーションズ
A.リード/エルサレム讃歌 アルメニアの復活祭の讃歌による変奏曲
V.ネリベル/交響的断章
K.フサ/プラハのための音楽1968
洗足学園音楽大学では、4 つの吹奏楽団体が企画運営責任教授、指導教員の指導の下、⽇々研鑽を積んでいます。1 年⽣だけのフレッシュマン・ウインド・アンサンブルと、それぞれ着⽤するネクタイの⾊で呼ばれている上級⽣バンドのグリーン・タイウインド・アンサンブル、ブルー・タイウインド・アンサンブル、そして洗⾜学園⾳楽⼤学を代表するフラッグシップバンド、洗⾜ウインド・シンフォニーの計4 つです。ブルー・タイウインド・アンサンブルは管打楽器コースの2~4 年⽣で構成され、渡邉 功先生が中⼼になり企画運営され、吹奏楽のオリジナル曲、オーケストラの編曲作品、最新の⾳楽を区別する事なく積極的に取り⼊れ意欲的な活動を展開しています。
本番に向けて、学生たちは合奏授業の中でも個人でも懸命に練習を重ねてきました。
そしてこの日は2022年度ブルー・タイウインド・アンサンブルの集大成として、見事にその練習の成果を発揮し、松村秀明先生の指揮の下、素晴らしいサウンドを前田ホールにて披露してくれました。
4年生のユーフォニアム専攻の加藤千聖さんからコメントをいただきました。
松村先生のご指導の下、今回のプログラムでは自分自身あまり触れたことの無い音楽の世界観、作品となり勉強になる部分がたくさんありました。
メイン曲となったフサの「プラハのための音楽」はフサがチェコ事件への怒りや悲しみなど事件に対する感情を音楽で表現した作品となっており吹く上でのイメージがつきにくく音への感情移入、そして曲への理解というものがとても難しいものではありましたが松村先生の的確なアドバイスでそれぞれの音の方向性がだんだんと見えてきてバンド全体がまとまることができたと思います。本番では目立ったミスもなく無事終えることができてよかったと思いました。
管楽器コースは、各専門楽器でソロと合奏における音楽の追求を行います。その指導にあたるのは世界で活躍する演奏家をはじめ、一流の指導陣です。カリキュラムの特色は、合奏系の授業と演奏会の本番が豊富にあることです。聴衆に対する責任と緊張感は、演奏家としての成長を最も効果的に導いてくれます。室内楽、オーケストラ、吹奏楽をはじめ様々なアンサンブルを通じて、ソリストとしての能力に加え、柔軟な表現力を身につけることができます。それらを学ぶことは、プロの音楽家としての資質を高めると共に、問題解決能力という、これからの社会に必要な「人間力」を養うことにもつながります。