今回は弦楽器コースの授業、『弦楽合奏』をご紹介します。
この授業は弦楽器コースの1~4年生が履修しています。
金曜日の4・5限ということで週の終わりですが、学生たちは疲れを感じさせない集中力で
授業に臨んでいました。
授業の担当教員である沼田先生にお話を伺いました。
沼田先生
弦楽器だけの授業はより一人一人の音が聴こえてくるため、気持ちを合わせることが重要です。さらに、同じ強弱記号でも “遠くから聴こえてくるp” “近くで内緒話をするようなp” など、イマジネーションによってテクニックが異なるため、弦楽合奏は細やかさが要求されます。また、メインの指揮者の先生は決まっていますが、毎回の細かいご指導の先生方が変わるため、ご活躍されている様々な先生方のご指導を受けることができます。
学生には弦楽器ならではの、豊かな響き・ハーモニーを感じながら、先生方から学んだアイデアを自分の演奏技術に生かして欲しいと考えています。
また、履修している学生にもこの授業の魅力について伺いました。
4年生 頼近さん
この授業はストリングだけなので、弦だけの繊細な響きを勉強することができます。オーケストラでは出せない弦だけの幅広い音色を毎回作り上げるのが楽しいです。また、古澤先生やアゴスティーニ先生などいろいろな経験をされた先生方から、クラッシックはもちろん異なるジャンルの音楽を勉強することができるのも、この授業の魅力の一つだと感じています。
第一線で活躍されている様々な先生方から学ぶことができるのが、洗足学園音楽大学の魅力の一つです。後期の演奏会に向けて、学生たちは日々努力を重ねています。
(現在、学内の演奏会は全て関係者のみでの開催となります。)