今回は8月29日(月)、30日(火)に行われた『作曲コース 録音・録画会 in Summer 2022』を紹介します。この録音・録画会は毎年、作曲コースの実技レッスンである「作曲理論研究」「作曲技法研究」の授業成果発表として行われています。
作曲コースのアカデミックプロデューサーである清水昭夫先生にお話を伺いました。
作曲コースには2つの実技レッスンがあり、「録音・録画会 in Summer」はレッスンの成果発表の場の一つです。従来は演奏会形式で行っていましたが、新型コロナウイルスの影響で演奏会を実施しづらくなった2020年度以降、収録を中心としてWEBで作品を公開しています。冬の発表会に比べ、夏は自由気ままに作品を発表できる雰囲気です。1年生は入学後わずか4か月程度で作品を仕上げることとなり、みなさん工夫して頑張っているようです。作曲家にとって締め切りに間に合わせる力、そして演奏者とコミュニケーションをとって作品をブラッシュアップしていくことが大切ですが、このような発表会を乗り越えるたび、一歩一歩成長されていくものと思います。
また、作曲コースの学生さんに意気込みを伺いました。(本番前に頂いたコメントです)
1年 迫田さん
僕は自作曲を披露するのが今回の収録が初めてです。とても緊張していて現在足が震えているのですが、僕も演奏者の方もやって良かったなと思えるような演奏ができるように打ち合わせや練習を沢山して頑張りたいと思います!
2年 蓮田さん
合唱らしいハーモニーを奏でるために、自身が求める声の響きを演奏者に明確に伝えること。また、音楽が小さくまとまってしまわぬよう、各々の歌声の個性を尊重しつつ、いいところを引き出すこと。簡単なことではありませんが、作曲者として11名の歌声をまとめてみせます!
3年 駒井さん
今回私が発表する作品は、今までとは違うスタイルで作曲しました。私が愛してやまない作曲家・M.ラヴェルの《ラ・ヴァルス》に感化され、吹奏楽曲としては珍しいワルツを書いてみました。今回は完成版の発表には至りませんでしたが、10月ごろに完成版の初演を目指しています。そちらもご期待ください。
4年 五十嵐さん
毎年参加させていただいている録音、録画会ですが今回は打楽器アンサンブルの曲を出させていただきました。自分の曲が音に出してもらえる機会はとても貴重なことだと思うので今後の作曲活動に活かせるようにありがたく勉強させていただきます。
作曲者が見守る中、緊張感と高揚感に包まれながら行われた録音録画会の様子は
作曲コースのWEBサイトに掲載予定です。