声優アニメソングコース Orchestra with Dramaを、9月23日(金・祝)に前田ホールにて関係者限定の来場者と配信によるハイブリッド公演として開催しました。声優アニメソングコース恒例の公演も今回第5回目を迎え、演目名を「オーケストラ withナレーション」から「Orchestra with Drama」に改称しました。また、本ページ下部の関連リンクに、本公演の動画のリンクもございますので、是非ご視聴ください。
公演名:Orchestra with Drama 音楽劇《エグモント》~ゲーテによる悲劇~
日時:2022年9月23日(金・祝)開演14:00(開場13:30)
会場:前田ホール
指揮:永峰 大輔
演奏:洗足学園フィルハーモニーオーケストラ
プログラム:音楽劇《エグモント》~ゲーテによる悲劇~
出演:洗足学園音楽大学声優アニメソングコース
原作:ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ
作曲:L.v.ベートーヴェン
上演台本:植村 真
森田 順平
演出:森田 順平
ドラマトゥルク:針貝 真理子
プロデューサー:森田 順平 江原 陽子
協力:東京藝術大学演奏藝術センター
声優アニメソングコース 統括教授 江原陽子先生のコメントです。
本公演は「クラシック音楽の中に語りや芝居が入っているものや、クラシック音楽をよりドラマティックにする為に“声”を使って演ずる」というものです。先ず「オーケストラの音楽」ありき。言葉を持たないオーケストラの音楽に”言葉の演奏者”として寄り添いたかったのです。学生がこのような経験ができるのも、洗足学園音楽大学ならでは。素晴らしいことです。
今回はベートーヴェン作曲の《エグモント》に挑戦いたしました。これは東京藝術大学で昨年上演されたものを、新井鷗子先生のご厚意により藝大よりお借りすることで実現いたしました。プロが演じた台本を、学生が挑戦するにはハードルが高かったと思いますが、森田順平客員教授のご指導のもと、今迄の朗読劇ではなく芝居としてお届けいたしました。
学生がオーケストラを背にどこまで演じ切れるのか。まだまだ荒削りですが、勢いのある若き力を、ワクワク、ドキドキしながら応援しました。
本公演が開催できましたことは、ご縁を繋いでくださった新井鷗子先生、楠田健太先生をはじめとする東京藝術大学演奏藝術センターの皆さま、オーケストラのメンバー、関わってくださったスタッフ・関係者の皆さま。そして、今回一緒に作品を作り上げてくださいました指揮者の永峰大輔先生のお力によるものです。心からの御礼を申し上げます。
声優アニメソングコースは、アニメやゲームを中心とした日本のポップカルチャーシーンにおいて、声優やアニメソング歌手など、声のスペシャリストとして活躍できる人材を育てることを目標としています。それぞれの分野のプロフェッショナルによる音大ならではの「個人レッスン」と「充実の施設・設備」、数多くの本番と今回の公演のような他コースとのコラボレーションにより演技、ナレーション、歌、ダンス、コンテンツ制作などの多彩なカリキュラムの中しっかりと学ぶことで様々なニーズに応えることが出来るヴォイスアーティストを育成しています。
洗足学園音楽大学は、今後も今回の「Orchestra with Drama」のような発表の場をできる限り多く提供し、在学中に豊富なステージ経験を積みながら表現力を磨くことで、学生が夢に近づけるように全面的なバックアップをしていきます。