教員・指導陣紹介Faculty Member

加耒 徹 Toru Kaku

声楽

現在の活動

オペラ・歌曲・オラトリオソリストとして幅広く出演。
バッハ・コレギウム・ジャパン声楽メンバー。
最近ではナビゲーターとしても数多く出演。
女声合唱団「サーナ・テクセレ」音楽監督
二期会会員

略歴

東京藝術大学大学院修士課程を首席で修了。修了時に大学院アカンサス賞受賞、武藤舞奨学金を受ける。
第55期二期会オペラ研修所マスタークラスを総代で修了。最優秀賞および川崎靜子賞受賞。
第20回友愛ドイツリートコンクール第2位。日本歌曲賞、日本Rシュトラウス協会賞受賞。
2014年シャネル・ピグマリオン・デイズアーティスト。

2010年よりバッハ・コレギウム・ジャパン声楽メンバーとして、カンタータ演奏会をはじめ、「マタイ受難曲」「ヨハネ受難曲」「メサイア」などの公演にもソリストとして多く出演し、高い評価を得ている。最近では2021年「エリアス」ではタイトルロールを務め絶賛された。その他にもコンサートソリストとしての出演を中心としており、そのレパートリーは50作品を超す。

オペラでは日生劇場オペラ公演『ドン・ジョヴァンニ』にタイトル・ロールのドン・ジョヴァンニ役(2015年)、同じく日生オペラ『コジ・ファン・トゥッテ』グリエルモ役(2018年)、二期会オペラ公演『ナクソス島のアリアドネ』ハルレキン役(2016年)、『ジューリオ・チェーザレ』アキッラ役(2015年)、J.シュトラウスⅡ世『こうもり』ファルケ役(2021年)、黛敏郎作曲『金閣寺』鶴川役(2019年)などに出演。
2021年8月には二期会『ルル』において、急遽代役として難役シェーン博士を演じ、表現豊かな演唱で観客を魅了した。
Jリーグ「アビスパ福岡」の熱狂的サポーターとして、スタジアムイベントにも出演。
2021明治安田生命Jリーグ開幕戦では念願のアビスパ福岡ホームスタジアムでの国歌独唱も行い、2022シーズンも続けて大役を務めた。

指導方針

時代に応じた歌唱スタイルを重視し、ただ声を大きく出す事が目標になるだけでなく楽譜を読み解き、和声感を持ちながら演奏するように指導していきたい。
特にバロック時代の声楽作品には触れていただき、その後の時代に通じる基礎を確立して欲しいと願う。
しかし、その上でも発声は大事にしながら歌を研究して欲しいので、より無理なく響く発声についても同時に指導していきたい。
また言葉がある楽器でもあるので、発音の正確さという点に於いてもいかに声に言葉を正しく乗せていくかも重視して欲しい。