教員・指導陣紹介Faculty Member

塚越 慎子 Noriko Tsukagoshi

打楽器

現在の活動

マリンバソリストとして国内外の主要オーケストラとの共演や各地でのリサイタル、アンサンブルでも活躍。
アウトリーチ活動にも力を入れ、社会貢献活動、テレビ・ラジオ出演など活動の幅は多岐にわたる。
女性マリンバグループ「マリンバフル」リーダー。
公共ホール音楽活性化事業アーティスト。
AMATI所属。米・Innovative Percussion契約アーティスト。
洗足学園音楽大学、国立音楽大学非常勤講師。

略歴

パリ国際マリンバコンクール第1位をはじめ、ベルギー国際マリンバコンクール、世界マリンバコンクールなど国内外のコンクールにて数々の賞を受賞して、現在最も注目を集めるマリンバ奏者の一人。

塚越慎子の演奏を聴いた国際的指揮者シャルル・デュトワ氏は “私の知る限り、塚越慎子ほど素晴らしいマリンバの演奏を聴いたことがない。彼女はすべてが驚くほど見事だ。その信じられないほど素晴らしいテクニックだけでなく、極めて繊細であり、そして知性に溢れた音楽家である。彼女には輝かしいキャリアが約束されている” と絶賛した。

国立音楽大学を首席で卒業。同時に「武岡賞」受賞。また、最優秀生として皇居内桃華楽堂にて御前演奏を行う。

これまでに、第8回 日本クラシック音楽コンクール打楽器部門第1位(1998年)、第2回 国際マリンバコンクール(ベルギー)第2位(2004年)、第4回 世界マリンバコンクール(上海)にて「The Talent Award」(2005年)、第22回 日本打楽器協会新人演奏会にてグランプリ(2006年)、第2回 パリ国際マリンバコンクール(フランス)第1位(2006年)等を受賞。

ソロ活動の他、読売日本交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、広島交響楽団、群馬交響楽団、宮崎国際音楽祭祝祭管弦楽団、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団ほかと共演し、高い評価を得ている。

ベルギー、スイス、ポーランド、アメリカ、イギリス、アルゼンチン等で、ゲストアーティストとして招かれ、ソロリサイタルやマスタークラスを、また2009年には世界最大の打楽器フェスティバルであるPASIC(国際打楽器協会インターナショナルコンヴェンション)においてマリンバソリストとして出演するなど、国際的に活動する傍ら、国内においても、ソロリサイタル、オーケストラとの共演、アンサンブル、アウトリーチ活動等に加え、

NHK「バナナ♪ゼロミュージック」、「ららら♪クラシック」、NHK-BS「クラシック倶楽部」、NHK-FM「ベスト・オブ・クラシック」、「きらクラ!」、「リサイタル・ノヴァ」、日本テレビ系「ナカイの窓」、テレビ朝日系列「関ジャニの仕分け∞ 2時間スペシャル」、「題名のない音楽会」等、テレビ・ラジオ、雑誌のメディアへ多数出演するなど、幅広い活動を行っている。

デビューCD「DEAR MARIMBA」は、レコード芸術誌で特選盤に選ばれ、その後オクタヴィアレコードより「Passion」をリリース。ジャズ・ピアノの巨匠、山下洋輔から絶賛される。最新盤は、「伊福部昭”ラウダ・コンチェルタータ”、セジョルネ”マリンバ協奏曲”」。

2012年、出光音楽賞受賞。長い伝統と権威あるこの賞の歴史で、初めての打楽器の受賞者となる。

指導方針

基礎を大切にしながら、技術面の向上、表現力を豊かにするためのアドバイスをしていきたい。