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[作曲]邦楽
[現代邦楽]音楽学
オーケストラ作品から邦楽器作品や電子音楽に至る現代音楽作品の作曲。現代音楽祭等での指揮。《ISCM世界音楽の日々2001横浜大会》実行委員長等、各種企画プロデュース。及び「音楽づくり」等の音楽教育プログラム推進活動。近年は、木の文化・邦楽器・現代音楽創作の国際連携にも積極的に関わる。
幼少期から児童期にかけて、児童合唱団に所属してNHKや民放の教育番組や音楽教養番組に多数出演。その後、作曲家・音楽家を目指し、1984年東京芸術大学大学院修士課程修了。85年日仏現代音楽作曲コンクール特別賞、88年ACL(アジア作曲家連盟)青年作曲賞第1位、92年ISCM(国際現代音楽協会)世界音楽の日々ワルシャワ大会入選、その他、村松賞、別宮賞等、受賞多数。94年には、代表作〈フォノスフェール第1番~尺八と管弦楽の為に〉が東京フィル欧州楽旅で絶賛を博す。以後、邦楽器の分野にも積極的に関わっており、2014年に開催した《松尾祐孝邦楽器作品個展》は大きな反響を巻き起こした。一方で、NHK教育番組「ゆかいなコンサート」の進行役を務める等、テレビ・ラジオへの出演も数多い。その他、近年は国際交流活動にも積極的で、98年ブザンソン国際作曲コンクール審査員、《ISCM世界音楽の日々2001横浜大会》、《日本=チェコ交流2003》等の国際音楽祭の実行委員長や、メキシコ《セルバンティノ芸術祭2005》招待作曲家、エクアドル《日本=エクアドル交流演奏会2006》招待指揮者、《Music From Japan 2007》委嘱作曲家、ポルトガル《Musica Viva 2010》委嘱作曲家、ウクライナ《Donbas Modern Music Art 2013》招聘指揮者、等を歴任している。現在、日本現代音楽協会・理事・広報室長、公益財団法人日本音楽教育文化振興会・理事、日本AI音楽学会会長、一般社団法人日本木文化学会・代表理事、等。
http://ameblo.jp/phonosphere/
正格な見識を持ち、且つ自由に飛躍する人材や芸術家を育てたい。芸術家や作家が自分の専門領域の内に閉じこもっている時代は最早終わりを告げた。自らがプロデュースやマネジメントの才覚を持ち、分野の垣根を越えた創造や活動を創出していく時代に、芸術、娯楽と社会の関わりをしっかり認識しながら、自分の個性を発揮できる者を、続々と輩出したい。
種別 | 名称(著書、論文、演奏活動等) | 単/共 | 発行又は発表の年月(開催日時) | 発行・発表雑誌、場所等の名称 | 概要 |
著書 | 現代の日本音楽第19集〜松尾祐孝(楽譜&CD) *呼鼓悠遊 *美しの都Ⅲ *新譜音悦多 *DISTRACTIONⅤ *琵琶悠遊 |
単 | 2007年12月 | 春秋社(編集・監修:国立劇場) | 楽譜部分1~32頁、解説部分47頁 |
演奏会 | PHONOSPHERE Ⅰ 〜尺八と管弦楽の為に〜 (東京フィルハーモニー交響楽団委嘱作品) |
単 | 1993年9月〜1994年10月 | 各地 | 日本が世界に誇る邦楽器とインターナショナルスタンダードのオーケストラを対峙・融合させる作品というライフワークの柱を確立した作品を、東京フィルハーモニー交響楽団委嘱作品として発表。指揮者=大野和士氏の理解と協力を得て、また楽団の支持も得て、海外での初演や演奏旅行でも数多く取り上げられ、世界各地で絶賛された。後に、CDも日本とドイツで2種リリースされ、現在ではNAXOS MUSIC LIBRARYでも聴くことができる。 |
CD | CD <BONJOUR NOUVEAU> プロデュース・指揮・楽曲提供(産学協同プロジェクト企画・指導) |
共 | 2014年12月 | ナクソス・ジャパン株式会社 | アンサンブル・ヌーボー 352.8KHz/32bitハイスペック・ハイレゾ録音 NYCC-27281 *収録楽曲(#:松尾指揮) 1)三浦秀秋/New Ball 2)ピアソラ/リベルタンゴ 3)佐藤昌弘/Prologue # 4)松尾祐孝/アンサンブル・ヌーボー・パラダイス第1番 5)ジョビン/三浦秀秋編/ボサノバ・メドレー# 6)三浦秀秋編/マンボ・メドレー 7)J.ウィリアムズ/組曲「スター・ウォーズ」より〜王女レイア # 8)同〜ヨーダのテーマ # 9)同〜王座の間-エンドタイトル # |
演奏会 | <作品出品・指揮> ウクライナ地方都市=ドネツクの現代音楽祭=<Donbas Modern Music Art 2013>のファイナル・コンサートに指揮者として招聘される 自作、PHONOSPHERE Ⅳ-b 〜ギターと管弦楽の為に〜(欧州初演)とEternal Livre(悠久の書)~ギターと弦楽の為に~(新ヴァイジョン初演)を含む国際現代音楽プログラムを指揮する。 |
共 | 2013年5月 | ウクライナ/ドネツク フィルハーモニー協会セルゲイ・プロコフィエフ・ホール | 音楽祭ホストオーケストラであるドネツク・アカデミック・フィルハーモニー管弦楽団による演奏会 指揮/松尾祐孝 Guit.:/Magnus Anderssion vc./Vadim Larchikov Olga Veselina 日本=松尾祐孝&スウェーデン=Magnus Anderssion&ウクライナ=Vadim Larchikovによる国際協創プロジェクトの一環として、ギター協奏曲と二人のチェリストの為の協奏曲作品を主体とした現代音楽演奏会が実現。現地聴衆が熱狂する大絶賛を博した。 #プログラム# 1) Tally (SW)/ Winter Island 2) Liljeholm (SW) / Confluence 3) 松尾祐孝(JP) / Phonosphere no.4-b 4) Larchikov(UK)/ Gethsemane 5) 松尾祐孝(JP)/ 悠久の書 6) Aho(FN)/ Concerto for 2vc. & orchestra |
演奏会 | <企画制作・指揮・司会>【ISCM世界音楽の日々2001横浜大会】〜日本現代音楽協会新世紀音楽祭〜実行委員長 | 共 | 2001年10月 | 横浜みなとみらいホール 大ホール・小ホール 他 | (#主催:ISCM世界音楽の日々2001横浜大会実行委員会 / 日本現代音楽協会 / 横浜みなとみらいホール(横浜市文化振興財団) / 文化庁芸術創造基盤整備事業 #共催:横浜市) 現代音楽界のオリンピックに相当する国際現代音楽協会の世界音楽祭の日本初招致の準備と開催運営の陣頭指揮を執り、大成功をおさめた。国際現代音楽協会(ISCM)は1922年に設立され、1923年から毎年、加盟国持ち回りで世界音楽祭を開催している。1970年代の高度経済成長の成熟期から日本での開催が世界から望まれていたが、なかなか実現することができなかった。その懸案を、準備当時30歳代終盤、開催当時40歳代序盤の松尾祐孝が、予算獲得から計画立案、開催実施運営までの総指揮を執り、日本現代音楽界悲願の大会を実現させた。 |