教員・指導陣紹介Faculty Member

菅沼 起一 Kiichi Suganuma

[一般科目]一般教養

現在の活動

京都大学にて博士研究員(日本学術振興会特別研究員PD:イエズス会らによる16〜17世紀の日本における西洋音楽教育がテーマ)、ピティナ音楽研究所の協力研究員として研究活動(鍵盤楽器による即興演奏の歴史と現代の実践への応用がテーマ)を進めているほか、リコーダー奏者としても活動している。

略歴

京都市出身。東京藝術大学音楽学部古楽科(リコーダー)を経て、同大学院修士課程(音楽学)を修了。大学院アカンサス音楽賞受賞。同大学院博士課程在籍中、日本学術振興会特別研究員(DC1)を務める。2018年よりスイスに留学。バーゼル・スコラ・カントルム(スイス)音楽理論科を経て、フライブルク音楽大学(ドイツ)との共同博士課程を最高点(Summa cum laude)で合格。博士号を取得し2023年夏に完全帰国。スコラ・カントルムで記譜法の授業を担当するほか、ルドルフ・ルッツ指揮J. S. バッハ財団によるバッハのカンタータ演奏会シリーズに参加するなど、リコーダー演奏と音楽学研究の二足の草鞋を履いた活動を行なっている。2019~20年度ローム・ミュージック・ファンデーション奨学生。2021年度第12回日本学術振興会育志賞受賞。中世音楽から劇伴、新作初演まで、リコーダーの持つ広いレパートリーを網羅する演奏活動のほか、研究者として得た新しい視点を用いた演奏会や古楽と現代音楽を融合させたアート企画のプロデュース・キュレーションを行う。

指導方針

人に何かを教授する、ということは自分にとっても非常に良い勉強の機会になります。学生の皆様と共に学びを深めてゆけたらと考えております。