教員・指導陣紹介Faculty Member

武富 博文 Hirofumi Takedomi

[一般科目]教職等

現在の活動

 特別支援教育に関して,特に教育課程や指導法,カリキュラム・マネジメント等をテーマにしながら研究活動を行っています。
 特別支援教育をどのような形で進展させていくことが必要かについては,2025年1月に明治図書から刊行した『特別支援教育のミライ』にまとめました。学習指導要領の在り方や教育振興基本計画に設定することが望ましい政策指標の在り方等について,幅広く論じています。
 その他にも,学校現場の先生方や教育委員会の指導主事の皆様とともに,授業研究や教育課程研究を行いながら,よりよい特別支援教育の在り方について考察を深める活動に取り組んでいます。

略歴

平成8年4月 東京都立八王子養護学校・教諭
平成11年9月 京都府立桃山養護学校・常勤講師
平成12年4月 京都府立南山城養護学校・介助職員
平成16年4月 京都市立北総合養護学校・教諭
平成22年4月 京都市立北総合支援学校・副教頭
平成25年4月 国立特別支援教育総合研究所・教育支援部主任研究員
平成29年4月 国立特別支援教育総合研究所・情報支援部総括研究員
平成29年4月 文部科学省初等中等教育局・視学委員(命)特別支援教育調査官(知的障害者用教科書改訂担当)
平成30年4月 京都市教育委員会事務局指導部総合育成支援課指導主事
平成31年4月 神戸親和女子大学(現:神戸親和大学)准教授
令和6年4月  国立特別支援教育総合研究所・研修事業部総括研究員

指導方針

特別支援教育概論は,教職に就く人すべてが,児童生徒の障害の特性や学習上・生活上の困難さを理解し,児童生徒個々の教育的ニーズに応じて他の教員や関係機関と連携しながら,組織的に対応していくために必要な知識や支援方法を身につける科目です。
 講義中には,映像などを通して,児童生徒の困難さの実態を理解したり,各教科等の指導の工夫やとりわけ重要となる自立活動の考え方について,簡単な演習や協議等を交えたりしながら学修していきたいと考えています。
 学修を進める上で,また,実際に困難さのある児童生徒に対する支援を行う上で,関連する様々な情報を入手することが必要になりますので,どのような場所に必要な情報が蓄積されているのかもお伝えしたいと思います。