教員・指導陣紹介Faculty Member

小林 有沙 Arisa Kobayashi

ピアノ

現在の活動

ソロおよび室内楽演奏
東京音楽大学指揮科特別アドヴァイザー
昭和音楽大学ピアノ科非常勤講師

略歴

浜松生まれ。テキサスで2年間過ごし帰国後4歳よりピアノを学ぶ。桐朋学園子供のための音楽教室鎌倉校に入学しピアノ演奏は岡本美智子氏に師事。全日本学生音楽コンクール東京大会高校の部第3位を得て桐朋女子高等学校音楽科を卒業後、ローム音楽財団より全額奨学金を得てベルリン芸術大学へ進学。Pascal DEVOYON氏に師事し優秀な成績で卒業後、さらにウィーン国立音楽大学ポストグラデュエートコースでJan Gottlieb JIRACEK氏に2年間学んだ。この間、モロッコ王妃国際ピアノコンクールにて審査員満場一致で優勝し併せて最優秀ドビュッシー演奏家賞を受賞するなど様々なコンクールで入賞。指揮者山田和樹氏、飯森範親氏らと共演する他、銀座王子ホールやヤマハホールなどで多くのソロリサイタルも行った。ヴァイオリン・チェロ・クラリネット・オーボエ・合唱など室内楽演奏においてはその音楽作りやピアニズムについて共演者より高く評価されている。特にニューヨークフィル首席奏者らとの度重なる室内楽共演やウィーンフィルコンサートマスター率いるシュトイデカルテットとの共演でも好評を得た。これまでレコード芸術誌準特選盤含む自身のCDが3枚リリースされ、オーボエ渡辺克也氏とイエス・キリスト教会(ベルリン)で録音したCD「Cantabile~渡辺克也」では「小林有沙のとろける極上ピアニズムも聴きものである」と評されている。

指導方針

音楽の素晴らしさを共有する喜びを体験して欲しいと願っています。楽譜に向き合う大切さや音楽の持つ大きな力やイメージをいかに演奏で伝えていくかを一緒に考えたいと思います。技術の向上はもちろんのこと、感性や表現方法に至るまで、ベルリンやウィーンで私が今まで学んだ多くのことを伝えていきたいと思います。皆さんの個性を大切に、それぞれの音楽との関わり方を尊重し、これから社会で生きる上でも感性豊かな学びの場であって欲しいと願いつつ指導できたらと思います。