2014年9月13日、14日。声楽の雨谷善之先生と宮城県山元町に行ってまいりました。
震災から3年半が経った今、被災地は更地になっており、あの痛ましい津波があったこともそれ以前にそこに人が生活していたことも実感し難い光景でした。しかし、住民の方々の心には、まだまだ癒えていない傷跡が深く残っているように感じました。
私は被災地での演奏会を考えていましたが、色々な気持ちが入り交じり、悩むに悩んでもなかなか決心がつきませんでした。
今回、雨谷先生からのお誘いでその決意が固まり、ご一緒させていただくことになりました。
住民の皆様は私たちを温かく迎えてくださり、惜しみない拍手と明るい笑い声で演奏を聴いてくださいました。住民の皆様の楽しそうな笑い声は、忘れることができません。とても大切で強いものを教わった気がします。
本当にありがとうございました。また必ず歌いにいきます。
科目履修生 声楽 川尻文太郎