講師の派遣

被災地支援TOPへ

東日本大震災への支援活動/対応

宮古の子供たちは元気!

2016.12.20

11月26日・27日、岩手県吹奏楽連盟宮古支部からの依頼を受け、本学教員9名で宮古地区の小中高等学校の楽器別講習会に伺いました。

東京駅から新幹線で盛岡へ、そこからさらにバスで2時間の移動・・・
思い起こせば震災の年に、岩手県では最大の被害にあった、陸前高田、大船渡、宮古に楽器の指導に伺ったことを思い出しながらの移動はとても感慨深いものでした。

前日入りして、初日は9時半から練習台でみっちり基礎レッスン、午後は実際に楽器を使っての実演レッスン、その後もアンサンブルのレッスンと続き、終わったのは17時半。大学生でもなかなかもたない長時間のレッスンを、最後まで集中して食らいついてきた子供たちのひたむきさには深い感動を覚えました。
2日目も午前中から新幹線の時間ギリギリまでレッスンをし、帰路につきました。

同行した先生方全員が「宮古の子供たちはたくましく元気!」「子供たちの笑顔にこちらが元気をもらった!」とおっしゃっていて、今回伺えて本当に良かったと思いました。

今回参加した中には、津波で家や学校が流された子供たちもいたそうです。
被災地の子供たちが心から音楽を楽しみ、ずっと楽器を続けていけるように、子供たちの笑顔のために、これからも応援し続けたいと心に刻んだ2日間でした。

洗足学園音楽大学
打楽器コース教授
石井喜久子