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東日本大震災への支援活動/対応

9月17日、18日に「塩竃復興支援公演」を開催しました。

2016.10.05

9月17日(土)ふれあいエスプ塩竃 復興支援コンサート
9月18日(日)塩竃杉村惇美術館 復興支援コンサート

 演奏会実習延原ゼミの履修者7名と賛助学生1名(オーボエ、クラリネット、ファゴット、ホルン、ヴァイオリン、ピアノ2名、声楽、うち2名が宮城県出身)とゼミのピアノ卒業生1名の9名が宮城県塩竃市を訪問し、現地の卒業生2名(チェロとピアノ)とふれあいエスプ塩竃ホールと杉村惇美術館・大講堂でコンサートを行いました。 塩竃は仙台と石巻の中間に位置し、日本三景の松島に近く、東日本大震災では港や沿岸に津波が押し寄せ今も復興途上にある街です。伝統ある美術館があり、文化への造詣も深い地で、現地の卒業生からの声でこのコンサートが実現しました。

 二日間のプログラムは、歴史的な文化財である杉村惇美術館・大講堂の西欧の教会のような残響の長さに合わせて、響きを中心とした選曲で、クラシックの小品をはじめ「涙そうそう」「椰子の実」「母」といった日本の歌や復興支援応援曲を演奏しました。コンサートの最後には、「花は咲く」や「ふるさと」を会場の皆さんと歌いました。

 塩竃市の方々には大変お世話になりました。コンサートに準備の段階から関わってくださり、現地で移動する際のマイクロバスも毎回手配してくださいました。また、塩竃の名産品の数々もいただきました。 一日目のコンサートには佐藤昭・塩竃市長が来場され、終演後に自らゼミ生代表に花束を贈呈してくださいました。学生MCのひと言ひと言に笑いが起きるほどに和んだ会場は、お客さまの温かさを感じました。
 今回のコンサートに関わってくださった皆様にこの場を借りて御礼を申し上げます。

 参加したメンバーからは「洗足を卒業されて現在仙台で演奏活動をなさっている先輩方と一緒に演奏するという素敵な経験をさせていただきました。先輩方のお力を借りて私なりの演奏ができたと思います。美術館での演奏はとても気持ち良かったです!」(髙橋沙織)、「塩竃の皆様の拍手がとても温かく、これからの学生生活の励みになりました。」(有泉香里)、「前半のMCを担当させていただきました。御来場いただいた皆様があたたかく見守ってくださっていたので、とても楽しく務めることができました。」(島田萌衣)「終演後には、ありがとうと声をかけて頂いて、演奏者である私たちも元気付けられました。」(神尾帆南)との声がありました。

延原正生

【参加メンバー】
末次 実玲(ピアノ・2015年卒)
貞賴 惠(オーボエ・4年)
藤本 港(クラリネット・4年)
島田 萌衣(声楽・3年)
遠藤 龍軌(ピアノ・3年)
小俣 涼音(ファゴット・3年)
神尾 帆南(ホルン・3年)
有泉 香里(ピアノ・2年)
髙橋 沙織(ヴァイオリン・1年)

【現地卒業生】
明珍 幸希(チェロ)
森 由利子(ピアノ)