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東日本大震災への支援活動/対応

8月1日、2日に福島県いわき市で復興支援コンサートを開催しました

2018.09.07

 洗足学園音楽大学被災地支援委員会の支援を受け、8月1日いわき市宮保育所、2日いわき市本町保育所、二会場で演奏会を開催致しました。
 洗足学園音楽大学教員と学生、卒業生、横浜室内合奏団メンバーおよび横浜からのボランティア活動をされている皆さんと計30名のツアーを組んでの企画でした。

 いわき短期大学特任教授(保育)佐野先生とのご縁から、子供達を笑顔にしたいとの思いで保育所でのコンサートとなりました。
 暑い中、横浜室内合奏団オリジナル歌劇「北風と太陽」、ブランデンブルグ協奏曲No4、アンダーソンの楽しい音楽、チャルダッシュ等の一時間以上のプログラムでしたが、保育所の子供達やご父兄、保育士の皆さんの笑顔は私達にも心に残る思い出として刻まれました。
 また保育士の皆さんや一緒に参加して下さったボランティアの方達から、1歳児の子供までが最後まで音楽に合わせて体を動かして聴いていましたよ!とお話を伺ったときには、言葉にできない熱いものが湧き上がってきました。
 演奏会後、きれいに復興してきている商業施設で買い物をし、小名浜海岸で災害を経験された語り部さんのお話を聞かせて頂きました。想像できない現実の前では考える力が無くなり判断力もなくなってしまった事。事前の災害時を想像したシミュレーションの大切さ、というお話を教訓にしようと心に強く思った旅でもありました。

 洗足学園音楽大学 教授 佐藤大祐

 

<佐野先生からのコメント>

 佐藤先生、この度はいわきの子どもたちの心に沢山のプレゼントをありがとうございました。思ってもみなかった本物のコンサートに子どもも大人も大喜びしました。
 8/1は午後であったため、70名の宮保育所の子どもたちだけでなく、保護者の方も一緒に参加することが出来ました。8/2は本町保育所と渚保育所の子どもたち200名と職員が楽しませていただきました。
 障がいを持った子どもが、太陽に追い払われた北風さんに「だいじょうぶ?いたくない?」と声をかけていました。どんな子どもにも「ほんもの」は届くのですね。子どもたちのキラキラした笑顔が嬉しかったです。
 演奏の方、オペラの方、ボランティアの方、沢山の皆様に心より感謝申し上げます。暑さの中の皆様の素晴らしい演奏、大熱演、子どもたちも決して忘れないでしょう。本当に暑い中、本当にありがとうございました。どうぞ皆様、子どもたちのために益々ご活躍下さいませ。

 いわき短期大学 特任教授 佐野法子