ピアノコースでは、ピアノを学ぶ上で3つのポイントを掲げています。
まず、第1に基礎力の養成。年間30回の実技レッスンで確固たる基礎力と、それに支えられた高度な演奏技術の習得を目指します。第2に様々な形態のアンサンブルの充実。ピアノ二重奏、他楽器との室内楽を経験することにより、アンサンブルの基礎を学び、個々の独立性と協調性の両方を養い、表現の幅を広げます。第3に豊富な演奏経験。ソロはもちろん、コンチェルトソリスト、室内楽など、様々な演奏経験を通じて、高いスキルの習得を目標とします。
現在、ピアノコースの中には、社会のニーズに合わせた様々なクラスがあります。ピアノ実技レッスンを主として、将来の目標に合わせ、一人ひとりのレベルに応じた指導で基礎から高い専門的スキルまでしっかりと学ぶことが出来ます。ピアノコースでは卒業後、ピアノを武器に様々な分野で活躍できる人材の育成を目指しています。
ピアノという楽器は例外的なほど多くの優れたレパートリーに恵まれてきました。鍵盤楽器はハーモニーを奏でる平易さに優れ、現代のピアノが出来上がる前身の楽器の時代から常に合奏の要として位置付けられてきましたし、同時に自己完結を実現するソロ楽器としての大きな可能性が探求・実証されてきました。
音楽史的にも重要な作品の数々が生み出された背景には、ピアノが多くの作曲家にとって一番身近な楽器だった事例を忘れることが出来ません。実際に自身がピアニストとして活躍した(している)名手も数多く挙げることが出来ます。
そして同時にピアノの為の傑作群は鍵盤を操る技術はもちろんのこと、全体をコントロールする優れた耳と、それを実現させる深い理解力と総合力を我々ピアノ奏者に常に求めてきます。
洗足学園音楽大学ピアノコースに於ける2つの演奏家養成プログラムが、高い演奏技術に加え“作曲家の視線を合わせ持った”と謳っているのはこうした背景に基づいています。
PPP(ピアノ・プロフェッショナル・パフォーマンス・クラス)に於いては二人の先生からのピアノ実技レッスンや著名な講師陣による特別レッスンに加え、数多くのレパートリーが必要とされるいくつもの発表の場を通して演奏の経験を重ね、演奏家としての自己を確立していく過程を経験することが出来ます。
一方P-com(ピアノ&作曲マスタークラス)に於いてはピアノ実技レッスンや特別レッスンに加えて作曲の先生による定期レッスンが受けられ、創作等の活動を通してより深い洞察力と総合力を身に付けることが出来ます。
両クラスに用意された共通授業に於いては音楽理論の理解や分析力の補完と促進を、仲間との学習や実習の中で目指します。
一口に演奏家といっても様々な方向性があり自己と向き合いながら極めようとする道のりは決して平坦ではないと思いますが、親身になって下さる先生方と仲間の存在が必ずや背中を後押しする力になってくれる事と思いますし、何より自分の求める音や音楽に近づけたときにこの上ない喜びを感じる事が出来ることでしょう。
素晴らしい可能性を秘めたピアノという楽器を通して、自己を実現していこうとする皆さんの挑戦のお手伝いが出来る事を、心から楽しみにしています。
「魅力的な指導者」になるためには、常に創造力を働かせて十人十色の生徒それぞれに対応できる多くの引き出しを持つ先生になることではないでしょうか。ひとりひとりの生徒が成長するのに必要なものが何かを見極め、その問題に取り組める方法を一緒に考え、そして生徒をやる気いっぱいにさせるには「先生」の存在は多大です。
指導者養成クラスでは、あらゆる場面で幅広い年代の生徒に対応するため、5科目のレッスンから選択し半期ごとにそれを発表する機会を設けています。
指導者養成クラスの在学生は、ここで学ぶことが自分の主科実技にも役立ち、また様々な場で指導者として活躍を始めた卒業生からは、ここでの経験が今こそ生かされているという声が届いています。
2年間の履修を通して、指導をするということがいかに常に自分自身が勉強をしなければいけないかを改めて感じとり、憧れの先生になるためのステップを踏んで下さい。
本学では鍵盤楽器だけでなく管楽器、弦楽器、打楽器などいろいろな楽器について学ぶことができます。では、ピアノが他の楽器と異なるのは、どのような点だと思いますか。
ピアノは、他の楽器と比べて圧倒的に音域が広いです。その音域の広さはオーケストラの音域を凌駕しています。さらに音楽の3要素であるメロディー、リズム、ハーモニー、これらの全てについて、1人の演奏者により賄うことができることもピアノの特徴だと言えます。1人で音楽を完成させることが可能なピアノで、あえてアンサンブルを学ぶ意味について考えてみましょう。弦楽器や管楽器は主にメロディーの演奏に、打楽器は主にリズムの演奏に、特化した楽器です。そのような楽器との音楽を通じたコミュニケーションにより、ピアノを1人で演奏している時とは異なる他の楽器の演奏者の持つ視点に気づくことで、皆さんの奏でる音楽にさらなる深みが出ることにあります。
このクラスでは、ソリストとしてだけでなく、伴奏ピアニストとしても優秀な学生を数多く輩出してきました。クラスでの学びを通じて、演奏家にとどまらず音楽家としてさらなるレベルアップを目指して下さい。
様々な音楽が生まれ続けている現在、クラシック、ポピュラー、ジャズといったジャンルの垣根を超えた次世代のピアニストを育成する――それが洗足学園音楽大学ピアノコースのアドバンスト・ポピュラー・スタディ・クラスです。 本来クラシックは、楽譜にある音符を忠実に、作曲家の意図を読み取り再現します。一方でポピュラーやジャズは、コードネームを理解して、演奏家が自由にアレンジして演奏する音楽です。一見するとそのアプローチ方法は異なるように思えますが、その根底にある演奏技術、リズム感、音色作り…といった、ピアノを演奏する上で大切なことは共通しているのです。 ピアノコースの学生としてクラシックで基礎をしっかりと学び、その基礎能力をベースとしてポピュラー音楽を学ぶ。そうすることで、双方の能力のレベルアップにつながり、様々な音楽ジャンルの仲間とのセッションも可能なピアニストへ成長できると考えます。こうしたフレキシビリティな学習環境は、多様なコースがあり、プロフェッショナルな講師陣が揃った洗足学園だからこそ、実現出来るのです。 是非このクラスで学び、マルチなピアニストになって、あなたの演奏活動の幅を広げませんか。
ピアノコースでは、卒業後ピアノを武器に様々な分野で活躍できる人材の育成を目指しています。個人レッスンでは、一人ひとりのレベルに応じた指導で、演奏技術を基礎から鍛えます。また、より効果的にレッスンでの学びを吸収できるよう、身体の使い方を理解させ、演奏に生かす授業も用意しています。ソロ(独奏)だけではなく、様々なスタイルのアンサンブルや伴奏法などの授業を通して、他人と音楽的なコミュニケーションの機会を作り、豊かな表現力を自らの演奏にフィードバックできるようなカリキュラムになっています。多くの演奏の機会は、実践を通じて緊張を克服することができるよう、強い精神力や音楽表現を育み、目標に向かうモチベーションを高めていきます。
将来の夢を叶える為に希望者は、3年次から週2回のダブルレッスンを受講することができます(オーディション有り)。ピアノの実技レッスンに加え、各クラス専門の教員のレッスンを受講することで、より一層高いスキルを得ることができます。
高い演奏技術に加え作曲家の視線を併せ持った演奏家を育成することを目標に志向に応じて2つの学習方法を用意しています。 ※定員若干名
2人のピアノの教員によるダブルレッスンに加え、招聘教員による特別レッスンを受けながら数多くのレパートリーの習得を目指し、将来の演奏活動の基盤を築くことを目標としたクラスです。通常のピアノコース以上のレパートリー量が求められる定期試験やその他の演奏の機会に加え、作品分析等の理論系特別授業により作曲家の視点を踏まえたより深いアプローチを目指します。
※進級時のオーディションによりPPPへの変更も可能。 ※進級時に継続審査あり。
通常のピアノレッスンと平行して作曲の教員によるレッスンを受けながら、幅広い見識に基づいた応用力と作品の本質に迫るアプローチを身に付けた音楽家の育成を目指すクラスです。作曲のレッスンでは作品分析や理論の学習の他に作曲実習を実施するため、作曲家の視点を体験することができます。
3つの理論系特別授業も含め、知識を演奏に活かしてより深い作品へのアプローチを目指します。
※進級時のオーディションによりP-comへの変更も可能。 ※進級時に継続審査あり。
※ピアノコースの授業(チェンバロ実習、オーディションクラスの授業、副科レッスンは除く)も履修可能です。
ピアノコース
洗足学園音楽大学では、基本的に必修科目は主科レッスンのみで、そのほかは自分の興味や目標に応じて自由に時間割を組むことができるため、多角的な視点で音楽を学ぶことが可能です。また、積極性や努力次第でオーケストラとの共演や選抜演奏会、学内コンクールなど、豊富な演奏機会に参加でき、貴重な経験を積みながら、自分に合った学生生活を送ることができます。
アンサンブル・スタディ・クラス
洗足学園音楽大学のピアノコースの魅力は、ピアノを通し、音楽を広い視野で学べることです。必修科目は主科実技レッスンのみで、選択科目として様々なアンサンブルや指導法、音楽理論等自分が学びたい分野を自由に履修することができます。また、大きく成長できる実践の場として、演奏の機会が多く用意されています。チャレンジ精神を持つことで、存分に自分の演奏技術を磨き、さらなるレベルアップにつなげられます。
ピアノ指導者養成クラス
洗足学園のピアノコースでは主科のピアノ奏法研究をはじめ、伴奏法、アンサンブル奏法、指導法など、自分が興味のある授業を選択して学ぶことが出来ます。また3年次からの特別クラスでは、自分の学びたい分野をより専門的に学ぶことが出来ます。私はピアノ指導者養成クラスに入り、指導法だけでなく電子オルガン実技や即興演奏を学ぶことが出来ました。ここで学んだ事は主科の演奏にも活かす事ができるのも洗足の強みです。
アドバンスト・ポピュラー・スタディ・クラス
私はクラシックの音楽以外にもポピュラーやジャズの音楽を学びたいと思いアドバンスド・ポピュラー・スタディクラスに入りました。ポピュラー音楽の基本であるコードの読み方や 押さえ方、曲のグルーヴの感覚とそれに合わせたリズムの刻み方などクラシックだけでは知ることの出来ない音楽の世界を、現在もポピュラー・ジャズ音楽の場で活躍している先生方から直接指導を受けることがます。また、演奏だけではなく打ち込みの音楽(DTM)や楽譜制作なども選択すれば学ぶことができ、まさにやりたいことを好きな ように追求ができるのが魅力的なコースとなっています。
ピアノ・プロフェッショナル・パフォーマンス・クラス
充実した施設や練習環境で恵まれた学生生活を送っています。演奏機会が多いことも魅力の一つで、本番に向けての準備は向上心を持って取り組む原動力になっています。さらに、2人の先生による多角的な視点のレッスンは、沢山の学びや気づきとともに日々成長を実感しています。親身になってご指導してくださる先生方のもと、もっと上手になりたいと強く思える環境でピアノを思い切り弾いていることが幸せです。今後もさらに高みを目指して努力を続けたいです。
ピアノ&作曲マスタークラス
様々な形態のアンサンブルが経験できる事です。それは人それぞれの持ち味が刺激となり、表現力や適応力の幅を広げられる事に繋がるのはもちろん、同時に心の視野も角度を変え、想像し、感じられる自分に成長できます。