演奏家としては勿論、指導者としても名高いピエール・アモイヤル氏の特別レッスンが行われました。
ヤッシャ・ハイフェッツの一番弟子であり、世界的な演奏活動を行っているピエール・アモイヤル氏のレッスンは、大学院生にとって非常に貴重な時間となりました。
(通訳: 祐子 アモイヤル、通訳・ピアノ: 横山 歩講師)
大学院弦楽器コース1年・ヴァイオリン専攻 川崎春奈
5月12日(土)、ピエール・アモイヤル先生の特別レッスンを受講させていただきました。曲目はシベリウス作曲のヴァイオリン協奏曲作品47ニ短調より第1楽章を見ていただきました。
思うように音色や曲想の変化を出せず、悩んでいたのですが、ヴィブラートのかけ方や弓の使い方などの具体的なアドバイスを下さり、大変勉強になりました。
ほんの少しのコツで、音の立体感や響き、音色が以前とは全く違うものになり驚きました。
また、シベリウスはヴァイオリニストであったため、楽譜のスラーや細かいダイナミクスは実際にシベリウス自身が演奏した上で記されたものであること、そして作曲家を尊敬し、記譜の通りに忠実に演奏することの大切さを教えていただきました。
自分のレッスンが終わった後、他の学生のレッスンも聴講したのですが、アモイヤル先生のアドバイスで演奏がどんどん変わっていき、見ていて非常に勉強になりました。
先生から教えていただいたことを生かし、今後も精進していきたいと思います。本当にありがとうございました。