6月28日に本学でヤロスワフ(ヤレック)・アウグスティニアク氏のファゴット・マスタークラスレッスンが実施されました。
同席された北島公彦客員教授のレポートを紹介いたします。
北島公彦客員教授のレポート
彼の音は実に力強く、また表現力の多彩さで、音楽がまるで生き物のように、いや言葉のように語りかけてくるのである。まるで歌手のようである。ファゴットがこのように雄弁な楽器であると、改めて認識した次第。
受講した学生さんや聴講の方々も充分に彼の音楽性、そして彼が基礎的な技術面においても、如何に楽器を支配しているかを体感されたことと思う。
全身を使って語りかける情熱的な、時には野性味まで感じさせるそのレッスンは、とかく大人しくなりがちな日本人の学生さんにとって、大きな刺激!ソリスティックな物とは何かを再認識する良き機会となった。