邦楽ワークショップ活動

邦楽ワークショップとは

邦楽ワークショップとは邦楽器を使って音楽づくりをすることです。洗足学園音楽大学では、邦楽ワークショップの指導的役割を担うワークショップリーダーの育成に力を入れ、そのための授業(邦楽ワークショップ2~4)や附属研究所である現代邦楽研究所のカリキュラムにも研修の機会を設け、さらに近隣の小中学校への出張ワークショップを行っています。邦楽器を用いたり、日本の伝統音楽の音楽的特徴をもとにした音楽づくりを通じて、邦楽の魅力や本質について知ってもらう機会を出来る限り多く提供しています。

ワークショップにおいては、初心者からプロまで様々な人たちが、全員一緒になって音楽ゲームを行い、いろいろな音楽的アイデアを集約しながら即興的に作品をつくっていきます。つくることで初心者も邦楽を身近に感じられるとともに、プロは普段、演奏家同士の中だけでは得られない新たな発見があります。一人ひとりが体験的に音楽について学ぶところがあり、絆の確認や新しい仲間もできるでしょう。ワークショップは、このように多くの成果や発見があり、さらに様々な応用と発展が期待出来ます。

近年は小・中学校の学習指導要領に和楽器に触れることと、音楽づくり(小学校)や創作(中学校)を実施することが書かれています。子ども達は音楽づくりの過程を通じて、日本の伝統音楽を体験し、その音楽構造や特徴を理解することができます。さらに鑑賞にも役立ちます。調弦によって容易に様々な音階がつくれる箏を使い、諸外国の音楽を演奏したり、それを新たな音楽づくりの材料にすることも応用例のひとつです。今後、多くの音楽家、研究者や現場の教員の方々により様々なワークショッププログラムが考えられ実践されていくことを強く望んでいます。

邦楽ワークショップ活動の意義

音楽には元来、人と人を繋ぐコミュニケーションツールとしての側面もあります。邦楽ワークショップ活動を通じた人々の交流やコミュニティの形成、維持、発展は、今後『絆』として大切な意味を持ってくるでしょう。社会へ貢献し、文化的コミュニティリーダーとしての役割を担える音楽家を育成することは重要な教育課題のひとつと考えています。

活動報告

邦楽ワークショップブログ

お問い合わせ

現代邦楽研究所では、子供から大人まで、幅広い年代を対象にワークショップをしています。ご興味のある方はお気軽にお問い合わせください。

洗足学園音楽大学 現代邦楽研究所
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