私は、短期大学で2年間クラシックを学んでおり、そちらを卒業したタイミングでジャズコースが開設されました。
そのまま受験はできませんでしたが、聴講生として在籍していた時に1期生の皆さんと一緒に「ゲット・ジャズ・オーケストラ」の前身となるビッグバンドに参加させていただき、その1年後にジャズコースに入学する事になったので、結局3年間お世話になった事になります。
2期生の同期は、とても優秀な人から曲者まで個性的な面子が揃っていて面白かったですね。
当時はビッグバンドよりコンボ、トラディショナルよりモダンといった風潮だったと記憶してますが、今は色々なスタイルのジャズが学べると聞いて羨ましく思います。
その頃は私もプレイヤー志望でしたが、当時既に吹奏楽やビッグバンドの編曲を始めていて、ジャズコースではアレンジングの授業があり、とても嬉しかったのを覚えています。実技以外でも、ジャズハーモニーなどの理論的なクラスは、今の仕事にとても役立っています。
◆Message◆
音楽を生業としようとすると、相手のリクエストに応えたり、応えられる自分でいるために準備したり、練習したり研究したり・・・必ずしもやりたい事だけやればいいわけでもないという事があると思います。
そうした中で「自分を曲げてはいけない所」と「柔軟にならなければいけない所」の判断に悩むこともあるかも知れません。これは、ジャズでも、他の音楽でも同様だと思います。
また、相手がどんな人でも自分が何歳になっても、違う価値観を持っている人に学ぶ事があります。その時に、頑なにならず受け入れられる事も大切でしょう。
強い意思を持って、柔軟で、そして謙虚に学んでください。
※プロフィールはメッセージ掲載時のものです。
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