3月20日(木・祝)に、前田ホールにて、邦楽第十五回定期演奏会をYouTubeでのライブ配信によるハイブリッド公演として開催しました。多くのお客様にご来場・ご視聴いただきまして、誠にありがとうございました。
《World Wood Day 2025 JAPAN》との連携開催について
SDGsにもつながる、木の素晴らしさ、木の大切さ、への共感、そして楽器の大半は木や竹を材料として作られていることに由来する“音楽は木の文化の重要な分野の一つ”をいう認識の下に、このところ現代邦楽コース&現代邦楽研究所では、IWCS国際木文化学会とJWCS日本木文化学会との国際連携を展開しています。
そして今年《EXPO 2025 大阪・関西万博》と並行する会期で、両学会が中心となって”ワールド・ウッド・デー2025日本大会実行委員会”を組織して《World Wood Day 2025 JAPAN》を開催することになりました。
今回の「邦楽定期」はその会期中の最初のビッグイベントとしてその国際フェスティバルに参画する催しとなります。邦楽器の持つ魅力やそこから奏でられる音楽の素晴らしさによって、日本の伝統や木の文化の大切さをアピールしていきたいと考えています。
公演名:邦楽第十五回定期演奏会 ~World Wood Day 2025 Japan Opening Concert~
日時:2025年3月20日(木・祝)15:00開演(14:30開場)
会場:洗足学園 前田ホール
出演:
現代邦楽コース学部生・大学院生
現代邦楽研究所研究生
助演 卒業生・修了生 教員、他
プログラム:
合奏 森の記憶 吉川和夫作曲
琵琶二重奏 春の宴 鶴田錦史作曲
箏合奏 さらし風手事 宮城道雄作曲
箏独奏 螺旋の詩 松尾祐孝作曲
大合奏 太棹協奏曲 牧野由多可作曲
アーカイブURL:https://www.youtube.com/watch?v=RXDPCNkCoIs
現代邦楽コースの特色は下記の3つです。
・派を超えて、古典から現代作品まで、様々な様式の作品に取り組む。
・和楽器だけでなく、あらゆる楽器とコラボレーションする。
・演奏者としてだけでなく、教育者として必要な知識も習得する。
現代邦楽コースは、口伝を基本としてきた日本の伝統音楽ですが、グローバルな現代社会において、多様性と即応性を持ち、より深く、広くその魅力を伝える演奏家を育てることを目標としています。そして今回のような演奏会や邦楽ミュージカルなど様々な演奏機会で演奏経験を積み重ねています。洗足学園音楽大学では、学生が授業やレッスンで学んだ成果を発表する「場」を今後もできるかぎり多く提供していきます。