10月22日(火)に、ウィーンの歌姫 宮廷歌手のソプラノ歌手クリスティアーネ・カイザー先生による公開マスタークラスを実施し、声楽コースの大学院生2名と学部生2名の4名が受講し、約40名が聴講しました。
クリスティアーネ・カイザー先生は、オーストリア、ドイツ、イタリア、スペインで数々のコンクールに入賞された後、2005年にエバーハルト・ヴェヒター・メダルを受賞。
2004年からウィーン・フォルクス歌劇場専属歌手として活躍され、ドンナ・アンナ(『ドン・ジョヴァンニ』)、コンテッサ(『フィガロの結婚』)、フィオルディリージ(『COSÌ FAN TUTTE』)、ミカエラ(『カルメン』)、ヴィオレッタ(『LA TRAVIATA』)など数多くの役を演じられています。コンサートでは、ブラームスの『A GERMAN REQUIEM』、メンデルスゾーンの『賛美の歌』、ベートーヴェンの『交響曲第9番』、マーラーの『交響曲第4番』など数多くの作品を、ローマのサンタ・チェチーリア音楽院、モンペリエのル・コルム、ウィーンの楽友協会などと共演されています。
マスタークラスでは、学生の表現力を向上させるために、ブレスの取り方、体の使い方、フレーズの取り方などを含めて、模範演奏いただきながら丁寧に、熱心にご指導いただきました。受講した学生、聴講した学生も、先生の素晴らしい歌声を直接聴くことができ、表現力を高めるための大きなヒントを得ていました。今回、通訳は磯地 美樹先生、伴奏は石井 里乃先生にご担当いただきました。
受講した学部3年の和知未涼さんからコメントをいただきました。
クリスティアーネ・カイザー氏 公開講座先生のマスタークラスを受講した和知未涼です。多くの方々の前で公開レッスンを行うことが初めてだったためとても緊張しましたが、先生のあたたかい指導と様々な視点からのアプローチによって、多くのことを学ぶことができました。 |
声楽コースでは、オペラや歌曲、宗教音楽からミュージカル、ポップスまであらゆるジャンルの歌を自分の声で表現するためのカリキュラムを用意し、国内外の第一線で活躍されているオペラ歌手や声楽家、演劇、ダンスなど各界のスペシャリスト、英・伊・独・仏語のネイティブの先生方など経験豊富な指導陣が学生を指導する教育体制を構築しています。さらに、今回のようなマスタークラスの講師として世界でご活躍されている演奏家の方々を講師としてお招きし、学生が表現力をより一層磨いていくための教育体制を構築しています。