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ワールドミュージックコースサマーコンサート2024

2024.07.31

7月6日(土)に、ワールドミュージックコースサマーコンサート2024をシルバーマウンテンにて開催しました。

 

公演名:ワールドミュージックコースサマーコンサート2024
日時:2024年7月6日(土)15:00開演(14:30開場)
会場:シルバーマウンテン1F
出演:
Guitar 伊藤 陽夏 大森 真由 シュウ ユウキ 宮永 貴澄 井上 仁一郎(教員)
Mandolin 村山 実裕加
プログラム:
・H.ヴィラ=ロボス/ 前奏曲第5番
・M.リョベート / アメリアの遺言
・F.タレガ / グラン・ホタ
・A.ディアベリ / ギターとピアノのための18の曲集より第3番、第4番
・M.デ・ファリャ / 代官の踊り、粉屋の踊り
・藤井敬吾/ スウェーデン民謡の主題による変奏曲  ほか

 

出演した4年生の伊藤陽夏さんにコメントをいただきました。

  今回、私は学生インスペクターとして携わらせていただきました。コンサートに向けてインスペクターとしての役目を果たせるか不安もありましたが、コースの学生や先生方の協力のおかげでスムーズに準備を進めることができました。演奏では、ソロで3曲、ギターデュオで2曲弾きました。
  私は、コンサートの前日まで3週間の教育実習に行っていました。実習期間中はアンサンブルの合わせはできませんし、コンサートに向けての練習時間を作ることにも苦労していました。3週間ぶりに合わせたゲネプロでは、思うように弾けず心配になりましたが、徐々に感覚が戻り、本番では無事に演奏することができました。
  一年生から回を重ね、今年12月のウィンターコンサートが学生として出演する最後のコンサートになります。悔いが残らないよう全力で取り組み、音楽を楽しみたいと思います。

 

ワールドミュージックコースでは、クラシックギターやマンドリンなどを専攻している学生は、いわゆる「西洋クラシック音楽」を専門とし、実技の個人レッスンのほか、室内楽、ソルフェージュ、和声学、対位法、楽曲分析、西洋音楽史といった理論の勉強もしています。ワールドミュージックというコース名称ですが、全ての学生を民族音楽の専門家に養成するわけではありません。その一方で、ワールドミュージック概論の授業では、アメリカン・ルーツ音楽、南米音楽、フラメンコなどを専門の先生から学び、特徴的なリズム、音の使い方(旋法)、奏法などを各自の感覚に取り込んでいきます。特に各音楽のリズムに関しては、少し知っているだけではグルーブ感を出すことは難しく、それぞれの先生から直に習うことでリズム感が鍛えられ、クラシック音楽の演奏にも役立つようになっています。第一線で活躍されている先生から演奏技術や音楽表現を学び、今回のコンサートのような多くのステージで実践力を高めることが可能です。

 

洗足学園音楽大学では、今後も様々な発表の場を用意し、音楽家や指導者などのプロフェッショナルな人材の育成を目指してまいります。